86-エイティシックス- Ep.10 フラグメンタル・ネオテニー

発売日 : 2021/06/10
それは、少年が「死神」へと至る物語――アニメ好評放送中の人気作最新刊!
共和国、存在しない「86区」。一人の年端も行かぬ少年兵が、その地獄の戦場に降り立った。
 彼の名はシンエイ・ノウゼン。エイティシックスたちの『死神』として、傷つき倒れた仲間たちの遺志を、行ける限り先へと連れていく使命を背負うことになる者――。これは彼を『彼らの死神』へと変えた人々との出会いと、その絆を断ち切った残酷な、そしてあっけない死と破壊の物語の数々。
 
 Ep.10『フラグメンタル・ネオテニー』。
 血赤の瞳の奥に輝く、わずかに残った断片を追う。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 737円(本体670円+税)
  • ISBN: 9784049138801

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2023/04/15
    ネタバレあり
    シンは如何にして「アンダーテイカー」となったか。本編の前日譚が語られる第10巻は連作短編集でした。第86区での出来事がメインであり非常に重たい展開が続くので陰鬱な気持ちになってしまいます。しかし、「死神」と呼ばれ他の隊員から忌み嫌われていたシンが、戦いを重ねいくうちに畏敬の念を抱かれる存在になっていく過程がしっかり描かれているので、陰鬱とした雰囲気の中にも救いとこれから彼を待っている未来に向けた光明が見えた気がします。ファイドが何故シンに懐いているのかも分かって良かった。ファイドかわいい。
  • なっぱaaua
    2022/06/21
    ネタバレあり
    シンが11歳、プロセッサーになった頃から八六区時代の話を中心に今に至るまでの短編集。シンの何故がいろいろと分かります。今となってはレーナとなんだかんだありますが、当時のヒリヒリする様な話が満載です。特にシンの両親が帝国を逃げ出し「共和国で育てられて本当に良かった」という話が切ない。ノウゼンの家は帝国の民主化を望んでいたのか。両親の想い通りにはならなかった。そしてファイドが何故シンに懐いているかが明かされる訳で。ファイドはこの物語の唯一癒しなので、シンとの会話が出来ている理由も理解できました。~続く~
  • 如水
    2021/06/25
    前巻『反撃に出る』で終わったので…待ってました~!と思ったら…あれ?!違った😅…アニメ第一期終わっちゃいましたね。第二期は10月からだそ~です。と言う事でアニメに絡めての短編集だった(のか?)今巻。舞台は1巻前後の御話が殆ど。感想は…いや~久々に胸糞悪い内容(イヤ、良い意味ですよ、勿論)でしたよ。『86』とは何か?を思い出しました。そう、1巻を初めて読んだあのゾワゾワ感再び!!ってな感じ。その中でも『ファイド』が一番オススメ。『ファイドォォォォォォォォォォォォ!』と叫びながらページを閉じれる内容です👍
  • かんけー
    2021/06/25
    読了♪短編集、シンの過去編エピソードを中心に幕間に現行エピをちりばめて♪カラーイラストで今回の登場人物を紹介しているが、ジャガーノートで戦場に向かいレギオンを一人破壊し続け、たった一人生き残って帰ってくるシンを86のプロセッサー達は声低に「亡霊憑きの化物」と揶揄するが?そのシンをして、結局?「連れて行ってもらう」事になると云う事象を理解出来て無いのが、何とも(^_^;)シンに多くの影響を与えた、アリス戦隊長のエピは結構辛辣描写も、シンが淡々としていて、救われる。スカベンジャー通称「ファイド」とシンの→
  • よっち
    2021/06/10
    共和国に存在しない「86区」。地獄の戦場に降り立った年端も行かぬ少年兵シンエイ・ノウゼン。彼を『彼らの死神』へと変えた人々との出会いと、その絆を断ち切った残酷な洗浄で少年が死神へと至る第十弾。シンの核を作った女戦隊長との出会い、非情を教えた戦隊長、ファイドとの出会いを見た整備班長、彼のパーソナルネームを考えようとした戦隊長、死神に救いを求めた副長など、過酷な戦場だからこそその結末は推して知るべしなエピソードの数々でしたけど、それらの積み重ねがあったからこそ今のシンがあるんだな…としみじみと思わされました。