小さな魔法の物語 ソード・ワールド2.5ショートストーリー plusシナリオ
発売日 :
2021/05/20
ラクシアの歴史と日常の中で受け継がれてきた、小さな魔法があなたの手に!
「忘れたはずのことを思い出せる」「好感度がわかる?」……これまで知られていなかった少し不思議な魔法の物語が8本の短編と1本のシナリオで紡がれる。それぞれの魔法は実際のプレイでも使えるデータとして掲載!
- レーベル: ドラゴンブック
- 定価: 968円(本体880円+税)
- ISBN: 9784040741055
ドラゴンブックの新刊
みんなのレビュー
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瀧ながれ2021/07/0417タイトルの通り「小さな魔法」をテーマにした短編集。ゲームのルールに従いながらも柔軟な使い方で魔法を活かしている物語ばかりで、そうかこう使うのもアリか、と頷く場面も多かった。日常の風景に人間以外の存在が生活していたり、異種族の交流がテーマになっていたり、自然な多様性が感じられるのも、魅力的でした。魔法の物語でありながら、魔法に頼りすぎて本来の能力を失いかける「暗紫の棘」が、感じるところが多く印象的でした。
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ぷるっちょ2022/03/1813ネタバレあり普段冒険では使わない小魔法(「忘れた記憶を思い出す」とか「体温を測る」etc) に纏わる8つの短編とシナリオ1本が収録されてる。「腐り冒険者となまぐさ神官」と「陽だまりの魔法」で蛮族『アルボル』が登場するが、各話の主人公との関係が対称的で「同じ種族も視点を変えれば、こうも違うように描かれるのだな」と感心した。他にも「炎のケーキと焼けずの舌」に登場する『ドワーフ生まれのナイトメア』等ソードワールド2.5の設定が上手に生かされてる。巻末のシナリオ『真相は忘却の彼方』は推理モノで、昔の仲間とプレイしたくなった。
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こうし2021/07/090久々にソードワールド短編集。2.5ではショートストーリーという名前になっている事をようやく認識。なんとなくオシャレな横文字になってる……というのは分かってはいた、分かってはいたんだ(言い訳)。各作者がそれぞれ魔法の設定を作って、別作者が小話を作ったという、大喜利めいたところは大分TRPGらしい。挿絵もおなじみの人とか色々な方が描かれています。丁寧なサンプルシナリオも有り。
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