江戸落語奇譚 寄席と死神

発売日 : 2021/04/23
人気文筆家×大学生の謎解き奇譚!
大学2年生の桜木月彦は、帰宅途中の四ツ谷駅で倒れてしまう。助けてくれたのは着物姿の文筆家・青野で、「お医者にかかっても無理ならご連絡ください」と名刺を渡される。半信半疑で訪ねた月彦に、青野は悩まされている寝不足の原因は江戸落語の怪異の仕業だ、と告げる。そしてその研究をしているという彼から、怪異の原因は月彦の家族にあると聞かされ……。美形文筆家と、なりゆきでその助手になった大学生の謎解き奇譚! 第6回角川文庫キャラクター小説大賞<優秀賞>受賞作。
イラスト/硝音あや

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みんなのレビュー

  • 真理そら
    2021/05/10
    「芝浜」「皿屋敷」「死神」「お札はがし」の4編に序とエピローグがついた連作短編集。お札はがし(牡丹灯籠)に出てくる新三郎が落語にまつわる怪異を解決する青野短の花札友達として登場する。桜木月彦という花札的にはゲンのいい名前の大学生の家庭問題解決が全体のテーマ。角川文庫キャラクター小説大賞優秀賞受賞作品の『怪異には失礼のないように』を改題して出版された。
  • 坂城 弥生
    2021/11/12
    落語には馴染みがないけど、わかりやすかった。
  • はつばあば
    2022/07/25
    表紙だけ見てBL本かな?と思ったのでkindleで購入したはずが紙本で届いた。美形文筆家故もてる、なのに料理まで上手では女の出番がない。その彼が拾った?のは寝不足の大学生月彦。どうやら怪異が見えるらしい。しかも夢の中で謝られるような事に覚えがない。大学生とは見えぬ程の可愛い系に花札の強い青タン赤タンなるものが姓名に含まれる。美形文筆家青野短に触手を向けられ江戸落語の中に怪異をみつけ謎を解くアルバイトを。落語と言えば近頃新作落語に喰われているようですが・・やっぱり古典落語が一等です。次巻も購入故・・
  • 桜子
    2021/06/26
    角川文庫キャラクター小説大賞というのを問乃みさきさんの本を読んで知りました。魅力的な人達に会いたい!と受賞作を探して手にした一冊。うん!期待どおり、江戸っ子気質の美男子三十路さんと人見知りだけど素直で優しい大学生という、素敵な素敵な男子に出会えた♡落語にまつわる幽霊(おばけ)が人間と関わり、その理由を謎といていく4つのお話。ストーリーも、落語?おばけ?と突拍子もない設定なんだけど、今の私の心に、気持ちに、入って来る優しさが合っていて、それでいいんだ…と肩に手を置いてくれたりもしました。うん、楽しかった。
  • Roko
    2021/05/19
    青野さんは江戸落語に登場する怪異(お化け)を研究していています。月彦くんは彼の仕事の助手としてアルバイトをすることになりました。消極的な性格の月彦くんが、なぜか青野さんのことは信頼できると思ったのは、他人には見えないものが見える同志という連帯感からなのか?青野さんの押しの強さなのか?このでこぼこコンビはなかなか相性が良かったようです。この本に登場するのは「芝浜」「皿屋敷」「死神」「お札はがし」の4つのお話です。#NetGalleyJP