神様の御用人 10
発売日 :
2021/03/25
神様にだって願いはある。神と人の絆の物語 、《黄金編》堂々完結!
日本各地で地震が頻発するなか、突如姿を消した黄金。『大建て替え』の危機を前に、荒脛巾神と田村麻呂の悲しい過去や、黄金の深い後悔を知った良彦は、傷だらけの体で再び立ち上がる――神にもできないことがある。そして人間だからこそできることがあると『神様の御用人』の自分は誰よりも知っているから。
神と人。それぞれが抱く、切なる願いの辿り着く先とは。そして良彦が最後に下す、未来への決断とは――。
神と人。それぞれが抱く、切なる願いの辿り着く先とは。そして良彦が最後に下す、未来への決断とは――。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 715円(本体650円+税)
- ISBN: 9784049135985
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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合縁奇縁2024/05/25302ネタバレあり「神様の御用人」シリーズ第10弾。『神様にだって願いはある 神と人、それぞれの想いが辿り着く先とは―――。』神様と人の絆の物語大円団。日本各地で地震が頻発するなか、突如姿を消した黄金。『大建て替え』の危機を前に、荒脛巾神と田村麻呂の悲しい過去や、黄金の深い後悔を知った良彦は、傷だらけの体で再び立ち上がる。明らかにされいく蝦夷討伐を命じられた田村麻呂が抱える複雑な想いと阿弖流為との交流の末に、止めることが出来なかった悲しい結末。神様にだって、忘れられない過去や後悔があり、神様にだって出来ない事もある。
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ひさか2021/05/091982021年3月メディアワークス文庫刊。書下ろし。シリーズ10作目。最終巻にふさわしい充実した展開で、御用人ここに極まれりという心憎い、お仕舞いであります。
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ちびbookworm2022/03/07190ネタバレあり★4~4.5.シリーズ完読。◆「人の神への愛」「神の人への愛」もひとつのテーマだろう◆清水寺に、アテルイとモレの石碑がある、と初めて知った(田村麻呂のも)◆黄金が良彦の「友神」、という言葉にもぐっときた。シリーズ通しての2人のつながりが鍵となる◆最後に「語部」の言葉がある。1巻から語る、”鱗”のある語部が誰であるか、この最終巻でわかる。また冒頭だけでも読み返してみたい。◆良彦と黄金(穂乃果)にもっと全国を旅して、神々(スイーツ)を紹介してほしかったなあ。ひとまずお疲れ様!
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タイ子2021/03/29180読了後、改めて眺める表紙に泣ける。前作で黒龍に飲まれた黄金の運命は?!まず、坂上田村麻呂の悲しい過去の物語。黄金が溶けていく…。あー、そんな!あまり詳しくは書けないけど、神様のオールキャスト登場。神様にだって出来ないことがある。だから御用人がいたわけだし。人と神は神代の昔から繋がっているんだなとしみじみ思う。「過去と今と未来は繋がっているから、過去を受け継いで未来に繋いでいく」全て繋がる完結編はお見事でした。色んな神様を知ったこの物語に出会えたことに感謝です。いつの日か番外編が楽しみ!
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五右衛門2021/08/26167読了。とうとう終わってしまいました。好きなシリーズでした。今巻で一応の区切りなのですね。人の子と神様の想いが見事に重なり辛い事の方が多いけれども先達たちの想いを未来へと繋いで行く。これからも神社の前などでは願い事も少しはお願いしますが感謝の気持ちを忘れずにいたいと想いました。又会いたいですよね。
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