鳴かぬ緋鳥の恋唄

発売日 : 2021/02/15
すべてを失った少女が、本当の居場所を見つける戦国恋物語。
戦国の折、ある島に一人の少女が流れ着く。声と記憶を失った彼女は島の頭領・千早に「ひな」と名付けられ暫し島で暮らすことに。
 余所者を警戒する千早に対し、ひなは迷惑をかけまいと掃除や料理に励むも失敗ばかり。けれど、唯一得意だった縫物の才が島の人々に認められ、少しずつ自立していく。そんな直向きなひなの気心は次第に千早にも変化を与え、ひなも時折垣間見る彼の優しさに心惹かれていった。だが、彼女の出自には重大な秘密があって……?
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040739915

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

富士見L文庫の新刊

  • 生贄乙女の婚礼 三 龍神様と照らしたこの道を歩みたい。
    生贄乙女の婚礼 三 龍神様と照らしたこの道を歩みたい。
    神様との花嫁契約を破棄!? 生贄乙女と龍神様の、溺愛すれ違い婚礼語り。
    唐澤和希 (著者) / 桜花舞 (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 仙華繚乱 女仙、転じて医官となる
    仙華繚乱 女仙、転じて医官となる
    「白芳国の華」と呼ばれた公主は一度死に、仙になった
    秋良 知佐 (著者) / 七原しえ (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 青薔薇アンティークの小公女 5
    青薔薇アンティークの小公女 5
    妖精公爵家の因習がローザを襲う―― 人気シリーズ、堂々の完結巻!
    道草家守 (著者) / 沙月 (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 男装姫は、鬼の頭領の執着愛に気づかない
    男装姫は、鬼の頭領の執着愛に気づかない
    誇り高い男装姫と、宿敵の美しき鬼。甘く、切ない、極上の和風ロマンス。
    日部星花 (著者) / 氷堂れん (イラスト)
    発売日: 2025/06/13
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 日々に疲れたので、パンダと京町家暮らしを、始めます
    日々に疲れたので、パンダと京町家暮らしを、始めます
    家賃2万円の京町家。三食付き。同居人は紳士的な「パンダさん」
    麦野 ほなみ (著者) / しらまめ (イラスト)
    発売日: 2025/06/13
    富士見L文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • ぐっち
    2021/07/17
    瀬戸内の海賊の島に流れ着いた、記憶と声を失った少女。ひなと名付けられた少女と、千早や島の人たちとの交流があたたかく、自立して居場所をつくろうとがんばるひなが良かったです。売れたら続編あるのかな??
  • mariann
    2021/10/13
    読み友さんのレビューから。戦国時代のこの手の本を読むのは初めてかも。だいたい武将の血生臭い話ばかりだし。瀬戸内の、海賊や水軍がいた時代。羽衣島に流れ着いた身なりのいい娘。生きてはいたが彼女は声も記憶も失っておりー。保護した島の頭と徐々に距離を縮めていく様子が丁寧で良かった。彼女は何者?それを知り、状況が変わってしまうことを恐れる頭の気持ちは…一応綺麗に終わっているけどまだまだ広げられるし続編あるかな?あったら読みたいです。
  • さや
    2021/06/26
    ネタバレあり
    ★★★★☆島に流されてきた1人の娘は記憶も声も失っていてー…。読友さんのレビュー買い。とっても良かった。島の雰囲気や島民の優しさ、そして“ひな”の頑張り…全部良い。なによりも心理描写が細かく丁寧で、メイン2人が少しずつ接近していく様子に胸キュン。三左が何気に良い男だったから、もっと頑張ってほしかった気もする。続巻出てほしい!
  • はづき
    2021/07/31
    ネタバレあり
    なかなか面白かったです!!これはぜひとも続きを出して欲しいですね。まだ明かされていないことが多いです。なんと言っても序盤の千早の行動には度肝を抜かれました。こんな早々とキュンポイントがやってくるとは…びっくりです(笑) 2度、いや3度見ぐらいしましたよ(/ω\*) 千早は結局めっちゃ優しい人で、でもなんか意地悪というか。キュンポイントを所々入れてくる辺り。凄く良かったです笑 最後のひなちゃんのね。取り戻したところ、凄く良かったです(>∀<*) ぜひ続きを!!
  • ひぬ
    2021/05/16
    瀬戸内海の羽衣島に流れ着いた、声と記憶を失ってしまった「ひな」と名付けられた娘と島の頭領・千早の恋物語。全てを失ってしまったひなが自分の居場所を見つけていく努力が本当に健気で、次第に惹かれあっていく二人の距離が少しずつ縮まっていく様子が丁寧に描かれています。両方の目線で描かれているので二人の葛藤、変化と成長を見届けることができ、新鮮だと思いました。脇役勢も約一名除いて魅力的な登場人物が揃っていました。一応綺麗に纏まってはいますが、ある程度謎が残っているので、続刊を期待したい所です。