暁花薬殿物語 第五巻
発売日 :
2021/02/15
まるで秋長と入れ替わるように鬼姫が入内。揺らぐ後宮の行く末は――!?
鬼の奇襲から千古を死守し、世を去った兵衛・秋長。悲嘆に暮れ心を閉ざしていた千古は、思い掛けず帝から洛外の祭りに誘われる。その折ついに鬼姫が入内。飾らず華々しいその姿は、何故かあの人物を彷彿させ――?
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784040739908
シリーズ作品
一覧で見る
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
-
坂城 弥生2023/02/1438信濃の旅で失ったものを悼む時間を千古たちは乗り越えたのかな。
-
よっち2021/05/0429鬼の奇襲から千古を死守し、世を去った兵衛・秋長。悲嘆に暮れ心を閉ざしていた千古。思い掛けず帝から洛外の祭りに誘われる一方、ついに鬼姫が入内する第五弾。千古にとってあまりにもショックが大きすぎた秋長の喪失。祭りで耳にした「水鬼の祟り」の噂、信濃から更衣として入内した紅葉姫と宵上姫・蛍火を巡る関係。辛い千古を支えてくれる成子や典侍がいて良かったと思いましたし、すれ違っていた過去の因縁を上手く希望や救いがあるものに変えてみせた今回の結末には本当に救われる思いでした。それにしても最後は…いやこれは気になりますね。
-
らび2021/04/0428ネタバレあり秋長を失って癒えぬ傷を抱えたまま千古は一条に引きこもったまま、信濃の鬼姫は後宮に輿入れする。その道中で起きたことが蛍火の命を蝕みある事実が明らかに・・。十二単で取っ組み合う2人に吹き出してしまいました。悲しみを引きずりながらも前へ進みだす千古や典侍の人知れず流す涙を思うと、早く帰ってきて欲しいと願わずにいられません。
-
かなで2021/06/2118ネタバレあり鬼の襲撃から千古を守って命を落とし、亡骸さえも見つからないままの秋長。その喪失はあまりに大きく、典侍すら身体がやせ細り、千古も心ここにあらずの状態だった。そんな千古を不器用ながらも慰めようと、帝の貞顕は千古を祭りに誘う。そこで聞いた水鬼の祟り(生娘であろうが懐妊するも産まれるのは水と血で、母親は衰弱死する)が、宵上家の蛍火姫の身の上にも起きてしまう。信濃へ迎えに行った姫ー藤壺の姫も同時期に体調を崩し、千古は調査をする。 →秋長生きていたけれど、秋長と結ばれるというよりは帝コースなのかな…?あと、文章が
-
はなりん2022/07/1614蛍火のターン。前巻の蛍火に関する過去や伏線が回収され、やっぱりそうなのね、な感じ。帝の過去の女性も蛍火なのよね?ラストはやはりって感じだけど、今後がどうなるのかしら?なんか嫌な感じに進まないか不安…。
powered by
レビューをもっと見る