終焉ノ花嫁 3

発売日 : 2021/02/25
「自分が特別じゃなかったから。永遠に手にできないものがあったから。」
人類の敵【キヘイ】が世界を蹂躙して幾年。
魔導学園・黄昏院を設立し、人々はその脅威に抗戦を続けていた。
【逢魔ヶ時】打破を祝う祭りでの【最悪の結末】を回避したコウは【研究科】時代の同級生のアサギリ、イスミと交流をするようになる。
平穏な時を過ごすある日、コウはアサギリから告白される。
翌日、コウはイスミから驚愕の事実を伝えられる――アサギリが遺跡で行方不明になったと。
彼女を探し遺跡を捜索するコウの前に新たな【キヘイ】の王が現れ、コウは【キヘイ】の謎を知ることになる――。
最愛の【花嫁】達のために、コウが選択した道とは――?
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784046800831

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

MF文庫Jの新刊

  • 折れた剣の幸福論 赤毛の錬金術士と弱気な元剣聖
    NEW
    折れた剣の幸福論 赤毛の錬金術士と弱気な元剣聖
    「自分は、『伝説』でも、『最強』でもなかったのだ」
    扇友太 (著者) / 四季童子 (イラスト)
    発売日: 2025/10/24
    MF文庫J
  • 義妹生活 15
    NEW
    義妹生活 15
    そして2人は最初の夜を迎える。
    三河ごーすと (著者) / Hiten (イラスト)
    発売日: 2025/10/24
    MF文庫J
  • ダンジョン報道の最前線
    NEW
    ダンジョン報道の最前線
    汚職貴族を書き堕とせ!
    小林湖底 (著者) / ふじ子 (イラスト)
    発売日: 2025/10/24
    MF文庫J
  • ちゃんと好きって言える子無双 3
    NEW
    ちゃんと好きって言える子無双 3
    ちゃんと好きって言えない妹、襲来──!
    七菜なな (著者) / ちひろ 綺華 (イラスト)
    発売日: 2025/10/24
    MF文庫J
  • 縄神さんは縛られたい
    NEW
    縄神さんは縛られたい
    クラスでは孤高のドSなお嬢様が、僕の前でだけ至高のドMなんだが──!?
    黒鍵 繭 (著者) / ゆがー (イラスト)
    発売日: 2025/10/24
    MF文庫J

みんなのレビュー

  • 黎明卿:新しきtakahiro
    2021/02/26
    ネタバレあり
    【悔いはあります。それでも、俺に掴めるものは僅かですから。そのためだけに、俺は生きます(コウ)】第3巻、完結。コウにとっての敵は〝キヘイ〟なのか、それとも守るべき〝ヒト〟なのか。作中に挟まれる〝終わりの始まりからの回想〟からコウがどんな道を選ぶのか何となく察せられますが、更なる茨の道を進むヒーローやヒロイン達がもう胸熱でした。コウにとっての特別になりたかったアサギリの想いの暴走、彼女に想いを寄せるイスミ、ただ人々を救いたかった堕ちた無垢な祈り……。絶対悪とは言いきれない切なさが残酷な程に美しかった。
  • 坂城 弥生
    2021/03/18
    すごい急な展開!と思っていたら、売り上げの都合で続きが出ないと…出版不況の波でしょうか…
  • 虚と紅羽
    2021/03/07
    ネタバレあり
    ある意味予想通りで、ある意味予想から外れたとも言える。打切り終了で不可全燃焼と呼ばれる『俺たちの戦いはこれからだEND』だったけれど、むしろここで終わった方が気分的には良かった気もする。続いていたら確実に仲間の誰かが死ぬことになっていたもんね。同人誌のアフターストーリー的に。 王から聞かされた真実により【キヘイ】側につく可能性もあった気がするけど。それはそれで読みたいな。白黒の姫君を従えたもう一人の【キヘイ】の王、みたいなね。 彼らの未来に、どうか祝福を。全てが救われずとも。それでも。
  • ℳℯ
    2021/03/16
    ネタバレあり
    ★★★★☆(4.5) 完結巻。発売前から凄く楽しみにしていた巻で、この物語はハッピーエンドで締めくくるのかなあ、なんて考えていたら想像を遥かに超えた終わり方で吃驚した。個人的にはササノエ先輩のことが一番ショック。まあそこがササノエ先輩の良いところなんだけども…。 また、綾里先生らしいダークなシーンが殆ど見当たらないほど抑えられてしまっているところが本当に残念だった。終焉ノ花嫁は前作と比べるとどうしても見劣りしてしまうところがあるが、一つの作品として見ればとても面白かったので、次回作には大きく期待したい。
  • のれん
    2021/02/27
    恐らく今作までの展開、設定までを初期から作っていたのだろう。淀みなく凄まじい勢いで流れるのに、既視感が強いので軒並み予想できる。正直に言うと退屈だった。 尺が足りず、アサギリ関連の話が一番厚みがあるのに足りないし、白姫黒姫なんて後回しにされるばかりだった。 全体的に残念な出来ではあったが、ラストの主人公の選択は新鮮であった。 英雄ではなく、恋人が主題であるから選べる選択だったのかもしれない。そしてそれを理解しつつ別れるササノエたちが良い。違う選択をするからこそ人は手を取り合えるのだ。余韻の残る最終巻。