彼女は僕の「顔」を知らない。
発売日 :
2021/01/22
人の顔を認識できない少女×10年前の未解決放火殺人×【秘密】が潜む恋
「私は犯人を知りたいんです。私に与えられた時間は――もうきっと長くないから」
死者複数名を出した凄惨なキャンプ場放火事件から10年。僕の前に、同じ事件の生存者・静葉が転校生として現れる。事件当日に怪しげな男と遭遇したと言う静葉だが、彼女は“失貌症”――人の顔が認知できない病だった。
差出人不明の脅迫状、黒服の男、不審火の記録。10年を経て再び事件は動き出す。
これは――僕が静葉へ捧ぐ【贖罪】の物語だ。
ラスト僕らは「愛」を知る。二度読み必至の青春ライトミステリ!
死者複数名を出した凄惨なキャンプ場放火事件から10年。僕の前に、同じ事件の生存者・静葉が転校生として現れる。事件当日に怪しげな男と遭遇したと言う静葉だが、彼女は“失貌症”――人の顔が認知できない病だった。
差出人不明の脅迫状、黒服の男、不審火の記録。10年を経て再び事件は動き出す。
これは――僕が静葉へ捧ぐ【贖罪】の物語だ。
ラスト僕らは「愛」を知る。二度読み必至の青春ライトミステリ!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784049124842
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2021/01/2252死者複数名を出した凄惨なキャンプ場放火事件から10年。その生き残りの高校生・新塚良の前に、同じ事件の生存者・静葉が転校生として現れる青春ライトミステリ。久しぶりに再会した静葉から協力を依頼される、10年前の放火事件の犯人探し。失貌症の彼女が遭遇していた黒服の男、差出人不明の脅迫状、不審火の記録。最初、物語の構図自体はシンプルなものに思えましたが、そこから徐々に新たな真相が見えてくるたびにその形を大きく変えていって、読み終わってから改めてタイトルを見返すと、それの持つ意味がじわじわと来る印象的な物語でした。
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坂城 弥生2021/05/2547生きづらさを持っている子供たちと家族が巻き込まれた火事。それから10年再会した彼らは火事の原因を調べ始める。
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アウル2021/02/0834ネタバレあり10年前に凄惨なキャンプ場放火事件が起きた。その事件の生存者である主人公・良の前に同じく事件の生存者である静葉が転校して来る。静葉は真実を知りたいといい良もそれを手伝う事になるのだが......な話。青春ライトミステリとなってるが個人的には青春の割合が多いかな~って思うたり。ってあとがきにも書かれてたわ(苦笑)最後の良と静葉のやりとりが良かったな。奈々の事だけがなんとも言えん感じにはなってもうたが。
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陸抗2021/01/2522ネタバレあり自分達ではどうにもならない傷を抱えた彼等が、10年前に巻き込まれたキャンプ場放火事件の真相を追う。人の顔が認識出来ない、静葉が見かけた人物が事件の犯人じゃないかと良と奈々も調べるけれど、そこから明かされるのは互いの隠し事と新たな傷。良はただ大切な人の為にだけ尽くし、選ばれなかった人には残酷に映ったのかもしれない。二人だけなら幸せだった、三人だから悲劇になってしまった。ただそれだけ。
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さやなか2023/07/1820ネタバレあり高校生同士の純愛物を読むのも良いかなと思ったが、ミステリでもあるこの作品は、本格ミステリ好きの私には、どうもミステリ的にも恋愛的にも、どっちつかずな感が否めず、盛り上がりに欠けるなかなと。作者自身もライトに書き上げたとあとがきで述べていたので、ライトな青春ミステリーはそういうもんだと解釈する事にする。主人公とヒロインが10年前の放火事件の疑惑を追いかける設定は良かったのだが主人公がヒロインに入れ込み過ぎな感があって謎が後回し。結局うやむやなまま終わるし。私にはゴリゴリのミステリー小説が合ってるようだ。
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