うぐいす浄土逗留記

発売日 : 2020/12/15
ここは昔ばなしの住人が暮らす隠れ里――“うぐいす浄土”へようこそ。
民話や伝承を好む大学生・綿良瀬伊緒は、二十歳の誕生日を境に見知らぬ異郷“うぐいす浄土”へと誘われる。どこか懐かしい、山奥の寒村を思わせるその里で、色白な青年・七郎と出会う伊緒。彼曰く、ここは人ではないものが住まう隠れ里で、元いた場所に帰る方法はわからない――。
 たまらず飛び出す伊緒だったが、危険な妖怪に襲われ、助けるために力を使った七郎が傷ついてしまう。彼もまた人ではない、里を護る白蛇の化身だったのだ。
 救われた恩を返すため、伊緒の昔話のような異郷生活が始まる。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 704円(本体640円+税)
  • ISBN: 9784040739137

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みんなのレビュー

  • よっしー
    2022/10/31
    峰守さんの作品を見つけ、手に取りました。不思議な隠れ里に迷い込んだ伊緒が、昔話を参考にそこで起こるあれこれを解決するお話でした。作品に出てくる昔話、知っているようでうろ覚えの物も多く、色々と読み返したくなりました。サクッと読めて良かったです。
  • MATSU
    2022/11/10
    初読みの作家さんです。昔話の世界に入ってしまった主人公のお話。おとぎ話だからなのか全体的にフワッとしていて、私はちょっと話に入り込めないまま終わってしまいました。ちょっと題材が好きなだけに残念でした。
  • はづき
    2021/02/28
    ネタバレあり
    表紙イラストと昔話という所に惹かれ購入。内容は隠れ里に迷い込んだ女子大生と隠れ里の護り部の白蛇の話。色々な昔話が出てきて、一つ一つ調べたら面白そう。白蛇の七郎のキャラが弱い系男子でこういうのって強い系が多いから新鮮で凄く良かった!!とにかく優しいの、そして守ってくれるイケメン(笑) 七郎の隠してた秘密を知ると七郎の優しさが凄く伝わってくる。七郎を助けるために別の里へ伊緒が行ったシーンも見てみたかったなとは思った。あと読んでみたらちょっと異類婚姻譚的な内容やって、もっと昔話系やと思ってたから意外でした。
  • 虚と紅羽
    2021/01/11
    異類婚姻譚ものだったか。もっと昔話が絡んでくるかと思ったけど、予想より主人公ちゃんと白蛇様の話が多かった。 童話、昔話系統はかなり好きで読んでる方だと思うけど、鶯浄土とかは全然知らないな。それも民話になってくるともっと知らないし。 設定がぽやっとしてる気がする。言ってることは分からんでもないけど、なんだかほわんとしている、みたいな。設定?仕組み?そういうのをもう少し説明していただきたかった。 にしても主人公ちゃんが変に大胆。そのおかしな大胆さがなければ帰る切っ掛けを掴むことも出来なかったのは確かだけどさ。
  • イシカミハサミ
    2021/03/29
    峰守さんの作品はとても久しぶり。 民話版神様の御用人。みたいな。 基が物語で人物はその中から引いてくるだけになるから、 どうもオリジナリティを感じない。 しかも混ざってるし。 今のも昔のも評価は変わらず、 テーマと空気感は好きだけれどそれ以外ハマらない。