桃瀬さん家の百鬼目録 2

発売日 : 2020/12/10
古来より伝わる御伽話。 架空の存在だった住人たちは浅草に顕現する。
「で、姉ちゃんの勝負下着はどれ?」
「この近親相姦志望の変態イケメンめ!」
 御伽噺「桃太郎」の力を継ぐ顕現者なのに、ニートな干物女の桃瀬みろくは、姉を好き過ぎる弟・小太郎とヤクザにしか見えない「師匠」のせいで大人の●●に沈められそうになるなど、相変わらず危険なお仕事の日々を送っていた。
 それでも奇人変人揃いの顕現者たちに助けられ、異界からの侵略者「夷狄」が巻き起こす事件を解決していくうちに、みろくと小太郎の姉弟は「二人で一人の桃太郎」として徐々に成長していく。
 でも、「夷狄の姫」率いる最凶軍団が浅草へ総攻撃を開始して……!?
 これは「昔々」から続く現代の御伽噺――百鬼目録(フェイクロア)。
 鬼退治は桃瀬さん家にお任せあれ!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 715円(本体650円+税)
  • ISBN: 9784049133127

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みんなのレビュー

  • 星野流人
    2021/02/07
    御伽話の能力を受け継いだ顕現者たちによる、エログロナンセンスな怪異譚の下巻。この巻はゆずはらとしゆきさんによる2編と、日日日さんの終章を収録。「猿蟹合戦」はかなりハードな物語になっていて、ラノベの限界に挑んでいた感じがしました。最終章にあたる「かぐや姫」はお話の風呂敷がこれでもかというくらいに広げられていて、作品に込められた世界観や設定の膨大さを感じられました。キャラ同士の距離感ややり取りが楽しい作品でした。日日日さん原作なのも手伝ってか全体的に作風がハードなので、読み手は選ぶかもしれませんね……
  • ひぬ
    2021/02/09
    桃太郎の魂と記憶をそれぞれ継いでいる桃瀬姉弟が軸の物語の第2巻。ゆずはらさんが主に執筆を手がけており、最後の終章だけ日日日さんでした。前巻は通しで三人称だったのですが、今巻ではちょくちょく一人称がはまれました。B級映画じみた魅力はまだ健在でしたが、前巻と比べ小ネタも多く、ちょっと迷走気味だと感じました。前巻と比べ、かなり読みにくかったです。相変わらず小太郎が変態じみてました。猿蟹合戦の章はかなりエグかったです。
  • 真白優樹
    2020/12/13
    相も変わらずみろくが小太郎に迫られたり、師匠に風呂に沈められそうになったりする中、夷狄の姫であるかぐや姫が、軍勢を率いて襲撃してくる今巻。―――勇者達の百鬼夜行は未来へ向かう、めでたく訪れる終末に向けて。 みろくと小太郎、二人に何故力と記憶が別れたのか。その真実も含め全ての真実が明らかとなる、二人で一人の桃太郎として戦い抜く中で人の世の闇を見つめ、夷狄の想いを見つめる巻である。一つの事態を解決しても、まだまだ悪事目論む御伽噺はこの世に憚る。それでも、彼等は笑って生きていくのだろう。 うん、面白かった。
  • 羊山羊
    2021/06/14
    2巻になっていきなり話の陰惨度がMAX入った血みどろ伝奇譚。猿蟹合戦で本を始めた編集者のセンスが神がかっている。一番最初の猿蟹合戦とかさ地蔵がモチーフになった話は猟奇度が凄い。その世界で、みろく達がどう生き延び、耐えるのか注目の章。そんでもってやっぱり目覚めた干物女みろくの力。ちょっとありきたりだけど好きです。現代と伝奇のこれからの関りを考えながらもエンタメとして小粒にまとまった佳作シリーズでした!
  • げいるさん(煩悩)
    2021/01/10
    なーんか 読了2.5h なーんか微妙ですね。言い回しがどくとくで読みづらいです。1巻の時はネタが面白かったのですが、2巻は…そもそも題材がそこまで面白くなかったです。ネタに走るわけでもなく、かと言ってシリアスに走るでもなく、なんとなくどっちつかずな感じで終わってしまって残念。展開は面白かったですよ?まさかみろくちゃんが……!!とはなりましたが、1巻の奇々怪々浅草感は薄れ、おどろおどろしい魔界感重視な感じでした。微妙です(再三) もともと2巻で終わる予定だったみたいなので、これでおしまい。もう少し頑張れた?