境域のアルスマグナ 2 盾の死神と博士の絡新婦

発売日 : 2017/03/25
それは一つの可能性。道を踏み外したもう一人の「レオ」。
<水葬の王>鳴海滝徳と乙姫に勝利し、<王>としての第一歩を踏み出した怜生。
多忙な日々を送る彼の元に、一文字卿から送り込まれた護衛は、この世で最も嫌いな女性――武芸の師、切花白羽だった。
彼女に常時護衛されながら、編入した神霊学部で<王>としての基礎を学び、学友達と過ごし、束の間の安息を満喫する怜生。
しかし、敵は既に背後に迫っていた。偶然か運命か、敵も医療魔術師。そして……
「私の名はレオ――レオ・フランケンシュタインだ」
最強・最速・極悪の三拍子揃った凄絶過激な魔王の狂宴、恐怖と悲哀が綴る第二幕。
輝く覇道を歩む者と、悪辣な外道を強いられた者。二人の「レオ」が激突する――!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 638円(本体580円+税)
  • ISBN: 9784040691459

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みんなのレビュー

  • 真白優樹
    2017/03/29
    束の間の休息を謳歌する中、継ぎ接ぎの王と激突する今巻。―――願う心、想う心。激突の先に何を生む。同じ医療魔術師、継ぎ接ぎの王と戦う今巻は、哀しみと慟哭入り混じる風が吹く中、互いに相手の事情など知らぬと激しくぶつかり合う巻となっている。怜生とレオ、鏡写しに等しき二人は互いの信念を賭けてぶつかり合い、そんな中で怜生は自分の戦力を整え、自らの軍勢を結成し歩き出す。継ぎ接ぎの王を退けた先、女王は滅亡を誘う中、怜生と花蓮はその誘いにどう応えるのか。次なる戦い、その相手と怜生の辿る道とは。 次巻も楽しみである。
  • 古だぬき
    2017/04/17
    強烈に面白かった!凄いなんてもんじゃない!キャラクター1人1人の作り込みが凄い!世界観設定がしっかりしてるから、バトル物必須の説得力がちゃんと備わってる。かと言って、展開の一つ一つには著者さんならではのアクセントが加えられて、読みたいお話(展開)でありながら新鮮さが感じられる!そしてキャラたちの愉快なこの掛け合い!化け物か!いや、人外モンスター祭りなのは分かるけどもwキャラクター総数が20名近くもいるのに、一人一人見分けられるのはキャラ立ちの証拠な訳で、更にはキャラクターがすごく作り込まれていることでもあ
  • リク@ぼっち党員
    2017/03/27
    今回も医療と狂気のボーダーラインを攻めぬくスタイル。倫理観が崩壊しかねん。全てのパーツを代用した人間は、本人と言えるのか。 全編通してバトルがメイン。まあ怜生からすればそんなことなかったかもしれないけど…。バトル×治療○。これまで《王》としての責任感から誰にも頼らず一人で戦ってきたけど、力となってくれる仲間が出来てよかった。まあ切花先輩と燦燐は分かるけど、クラスメイトは早かった気もするが。
  • サナギトウカ
    2017/04/02
    ネタバレあり
    鳴海との戦いで自らの理想を見出したレオの次なる一手は、意外にも堅実な地盤固め。結社を麾下に置き、エリートクラスへ転入し学業に励み、信頼できる仲間に護衛を集め、当たり前といえば当たり前のことではあるけれども、規格外の能力者にしてはなんだか呆気にとられるほど地味に展開する。とはいえ、それも読み終わってみれば意図的なものだったと納得するよりない。レオは1巻で理想を見出したのだとすれば、2巻でフランケンシュタインを反面教師としてそこに至る道筋と倫理を確かめたのだと思う。 それはそれとして新キャラ全員が愉快だ。
  • コウ
    2017/08/31
    物語も良いけど個人的にはキャラが本当に良いな、と気付いた今巻。特に主人公のフランケンシュタインに対する理解の仕方が自分好み。やってることは非道だけど、その信念までを無下にしない感じ。ただ単に正義のヒーローっていう感じでもない主人公だから、余計なイライラが全くなく読める。