王妃ベルタの肖像 2

発売日 : 2020/09/15
歴史に残る大事業――遷都がはじまる。
実質的に王家の女主人の座を手中に収めたベルタ。
王妃としての初仕事で「遷都」という国家の一大事業に携わることになる。

公私ともに変わっていく、国王ハロルドとの関係性に戸惑う日々をおくる中、ある日ベルタに南部からの密使が届く。王妃であると同時に、南部最大領主の娘であるという立場に翻弄されながらも、ベルタはハロルドと共に遷都先の二つの候補地へ視察に赴くことに。

――「私たちの都に、この先ずっと、不断の富をもたらすために」
激動のヒストリカル・ロマン、待望の続刊!
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784040738031

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みんなのレビュー

  • ラナンキュラス
    2020/09/16
    ネタバレあり
    正妃が失脚し王妃となったベルタ。気持ちの整理がついた国王が夜通うようになってきたが、気持ちが簡単には追い付かないベルタは戸惑う。それでなくとも、遷都事業、王家と実家の板挟み、側室を志願してきた女官への対応、幼子のぐずぐず、と問題は山積み。ベルタは王妃としては聡明過ぎてかえって辛い。ハードワーク。それなのに遷都問題は結局蚊帳の外にされてしまう。陛下、本当にいろいろ配慮が足りない。派手に喧嘩をしてようやくベルタの気持ちを思いやれるようになったんじゃないかしら。ベルタが今まで言えなかった陛下の名前を呼ぶ→
  • るぴん
    2020/09/19
    シリーズ2作目。唯一の王妃となったベルタだが、遷都問題、2歳になった息子ルイの後追い、王家の嫁と南部の娘としての板ばさみ、夫である王の側室を狙う娘の出現など、悩みは尽きない。それでも一番の悩みが夫ハロルドとの関係というのが初々しい。ハロルドはかなりベルタにベタ惚れだと思うけれど、生来の不器用さもあってなかなか想いが伝わらないのももどかしい。それでも初夜の時のあの態度はないわ〜(´Д` )いくら愛のない結婚だったとはいえ、ベルタじゃなくてもトラウマになるよ。後年、ルイが中興の祖と呼ばれるとあったけれど、→
  • よっち
    2020/09/12
    紆余曲折の末に王家の女主人の座を手中に収めたベルタ。公私ともに変わっていく国王ハロルドとの関係性に戸惑いながら、王妃としての初仕事で「遷都」という国家の一大事業に携わることになる第二弾。王妃であると同時に南部最大領主の娘という立場に翻弄されながら、ハロルドと共に遷都先の二つの候補地へ視察に赴くベルタ。状況の激変にどうあるべきか、情報が不足して戸惑いを隠せないベルタはそれでもルイの母親で、配慮が足りないハロルドに言うべきことをしっかり言って、何だかんだでいい夫婦になっていくのかなと思えた結末が印象的でした。
  • いぼいのしし
    2022/04/16
    ベルタは王妃として公的には堂々と立ち振舞う一方、プライベートでは年相応の弱さも覗かせる。お互いの真意を計りかねてギクシャクするのが可笑くてちょっともどかしかった。
  • Moemi
    2021/04/29
    なろうでも既読。 前巻ではまだまだ他人行儀な二人だったので、徐々に夫婦らしくなってきたかな?という感じで嬉しいです。 世界観の設定がしっかりしているファンタジーが好きなので、このシリーズはもっと続きが読めるのを期待しています。