Babel 2 魔法大国からの断罪

発売日 : 2020/09/17
魔法大国ファルサスへ到着。しかしそこで知る衝撃の真実とは――。
幾度となく命の危険に遭いながらも、雫のひたむきな前向き思考と魔法士エリクの機転によって切り抜けてきた長い旅路。カンデラ城での禁呪事件を経た後も、行く先々で何故か騒動に巻き込まれながら、遂に二人は当初の目的地であった魔法大国ファルサスへと到着する。
 日本帰還への糸口を求めて、ファルサス王ラルスとの謁見が実現するが……。

「──立ち去るがよい、外部者よ」

 雫の存在を“ありえない異質”と断じ、冷徹な意志を持って王剣を突きつけるラルス。処断を逃れるため、自分が人間であることを証明するために雫が取った行動とは。そしてファルサス城の中で知ることになる、エリクの過去とは。
 やがて解明されていく世界の謎。異なる世界の言語を教え合う中で少しずつ降り積もっていった違和感は、衝撃的な事実として雫たちの前に立ち現れる。
  • レーベル: 電撃の新文芸
  • 定価: 1430円(本体1300円+税)
  • ISBN: 9784049133301

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みんなのレビュー

  • よっち
    2020/09/16
    カンデラ城での禁呪事件を経た後も、行く先々で何故か騒動に巻き込まれながら魔法大国ファルサスへと到着する二人。日本帰還への糸口を求めて王ラルスと謁見する第二弾。雫たちが旅先の町で出会った謎の少女・リースヒェン、うっかり見てはいけない場面を見て攫われる雫、そしてついに謁見したファルサス王の断罪。いや、それにしても雫はトラブルに首を突っ込みすぎというか巻き込まれがちというか、ラルスとのやりとりが何かいい感じでしたけど、エリクの過去に加えて思わぬ事実も明らかになって、波乱万丈の日々はまだまだ続きそうですね(苦笑)
  • 陸抗
    2021/11/09
    何とかファルサスにたどり着いた雫とエリク。エリクがファルサスに行きたく無い理由も判明したものの、王に噛みつく雫の言動に度肝を抜かれた。普通の女子大生は、そんなこと躊躇なくやりません!異世界に転生して自分の能力を発揮して周りの人達を助ける話が多い中で、どんなささやかな知識や能力ですら、知ってる事さえも見知らぬ人に知られる危険を、雫を通して伝えられるのは不思議な感覚だった。世界に干渉してはいけない。言葉の習得方法がここまで違うとは思わず、ちょっとあちらの世界が羨ましかった。だからこその病気なんだけど。
  • わたー
    2020/09/21
    ★★★★★なんの能力もないただの女子大生という割にはメンタル強すぎませんか雫さん。遂に魔法大国ファルサスに辿り着くエリクと雫。そこで待ち受けるのは苛烈な王ラルス。最前線であれこれ立ち回る姿はいったい誰に似たんだか。物語の核となるカラクリも、想像以上で非常に良かった。なろうの台頭で、言語が通じる異世界がポピュラーな存在になっているので尚更。最後の最後にどでかい爆弾が投下されて、帰還の目処はおろか生命の危機な状況なので続きが楽しみ。そして、オスカーお前、別の嫁を迎えるとかなんなん。まさか彼女って…
  • ひぬ
    2023/07/10
    ネタバレあり
    【読み放題】魔法大国ファルサスへと向かう二人。ファルサス王ラルスとの謁見は実現しますが、雫は彼に剣を突き付けられてしまいます。ラルスがなぜそう行動したかは分かりますが、流石にキツかったです。UMとキャラ的に繋がりがあるっぽいですがそちらはあまり読み進めてないのでそろそろ進めないと。最後にとんだ爆弾が仕掛けられていました。まさかそんな感じで認識の齟齬があるとは…そして次巻からは雫は一人。彼女はどうやって切り抜けるのかな。
  • かなで
    2021/06/21
    ネタバレあり
    ついにファルサスへ着いたエリクと雫。アンメモ時代から三百年、経ってるのかな?魔法大国となったファルサスには直系の王族が二人、アカーシアの使い手で現王ラルスと王妹レウティシア。血族に、類まれなる剣士と魔女並みの魔法師を生み出したファルサス王家にも色々あったからそうなるのは仕方ないけれど、ラルス王は雫に酷すぎた!なかなかなグロテスク展開に。ここでも問題になるのは、この世界を実験し観察している外部者の存在。そして、生得言語。この世界は魂に言語が埋め込まれていて……という話だけど、「異世界人」である雫は→