ぼんくら陰陽師の鬼嫁 六
発売日 :
2020/07/15
廃遊園地を覆う呪詛――嫁のピンチに(ぼんくら)旦那が駆けつける!
“北御門”を狙う呪詛により、廃遊園地へ閉じ込められた芹たち一行は、その現象の主と目されるミステリ作家・鷹雄光弦と対峙する。一方で、急いで芹の元へと向かう皇臥には、光弦との因縁に心当たりがあって……?
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784040737782
シリーズ作品
一覧で見る
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
-
夜間飛行2021/09/05179バーベキューの支度をしながら、自分達を廃遊園地に閉じこめた鷹雄光弦の行動の疑問点を話し合う場面で、トングを鳴らす音や、鉄板でソースの焦げる匂いや、菜箸での盛り付けや…と五感を刺激される。料理と食事と会話の交響楽…一人一人の手と口の動きが想像されて愉しい。二巻のバス車内の会話もそうだが、会話の場面が時々ツボにはまって読ませる。こういうのミステリっぽいなあ。この廃遊園地は推理小説の舞台という設定だし、作者さん、ミステリ好きかも。駆けつけたぼんくら陰陽師による謎解きは意外性があり、陰陽道の術理への興味も膨らむ。
-
合縁奇縁2023/09/23114ネタバレあり『廃遊園地を覆う呪詛――嫁のピンチに(ぼんくら)旦那が駆けつける!』“北御門”を狙う呪詛により、廃遊園地へ閉じ込められた芹たち一行は、その現象の主と目されるミステリ作家・鷹雄光弦と対峙する。一方で、急いで芹の元へと向かう皇臥には、光弦との因縁に心当たりがあって……?嫁のピンチに、ぼんくら旦那が駆けつける!退魔お仕事物語シリーズ第6弾。急いで芹の元へと向かう途中での暴走する皇臥と朱雀の式神・錦の掛け合いが面白かった。明らかになっていく鷹雄光弦と皇臥たち北御門との因縁。そして鷹雄の正体と、
-
よっち2020/07/1445“北御門”を狙う呪詛により、廃遊園地へ閉じ込められた芹たち一行。その現象の主と目されるミステリ作家・鷹雄光弦と対峙する一方、彼女たちを救うべく皇臥は急いで芹の元へと向かう第六弾。容易には抜け出せない廃遊園地の状況、北御門への呪詛の存在をほのめかす光弦、そして明らかになってゆく光弦と皇臥たち北御門との因縁。これは恨み節が出るのも仕方ない意外な事情でしたけど、大切な嫁を救うために爆走する皇臥が微笑ましかったです(苦笑)それにしても芹は自覚ないまま抱えているものがまだありそうで、ここは夫の頑張りどころですよね。
-
るぴん2020/07/2342シリーズ6作目。前作の続きから始まったけれど、どうも前半は乗り切れず、読むのに時間がかかった。皇臥が合流してからは面白く読めたけれど、やはり芹バカの皇臥と式神達の絡みや、微笑ましい嫁姑バトルがたくさんあった方が楽しめるなぁ。鷹雄光弦の正体と目的は意外だったけれど、芹自身の謎が増え、単純に良かった〜とは言えない状況に。芹のお父さんが謎すぎる。
-
ネムコ2020/10/0940ぼんくら陰陽師の旦那が嫁からのSOSに駆けつける話。旦那、ギャグ要員か。車を暴走ぎみに飛ばしながらの自分の式神との会話に笑った。「主、どうすんだ!ものすごい数で遊園地取り囲んでる影が見えっぞ!って、あれ人間か?すげえ形が崩れて…うわぁああっ、こっち見た!」「ホラー実況すんな! 怖ぇ!」「無理無理!視えないならせめて共有しろ主ぃいッ!」幽霊や呪いは本来、陰陽師のメシのたねでしょうに(笑) でもラストで笑えない事実が判明。あっという間に既刊に追い付いてしまった。次が出るのが待ち遠しい。
powered by
レビューをもっと見る