やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい 3

発売日 : 2020/09/25
ガーディ VS 10万の大軍――異端のヒロイック・ファンタジー第3弾!
僅かな仲間と共に森州平定という大偉業を成し遂げながらも、相変わらず俗世に疎いガーディ。そんな彼を放っておけないフローリン姫の近侍に取り立てられた矢先、次なる戦いが忍び寄っていた。沿海州リエメンを率いる女王ニフレディルが、国の存亡を賭けて10万の大軍を率いてイントラシアへの侵攻を準備していたのだ。その動きを事前に察知したガーディはフローリン陣営の指揮官として、思わぬ人物との同盟を提案する。そして、種族を分け隔てない“究極の優しさ”が、決死の侵略軍すらも救う軍略へと至る時、誰もが予想しない結末が待ち受けていた――!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784040647326

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みんなのレビュー

  • 海猫
    2020/09/29
    キャラクターの人物像や言動が濃いライトノベルのものなのに、語り口が重厚な軍記を読んでいるようで今回も楽しめた。物語のステージが順調に上がってきたし、主人公も軍師らしさを発揮し始める。作品の独特の語り口は雰囲気だけではなく、お話に没入させる効果にもなっているし、これからの展開を予感させてスケール感が出ているように思う。また異世界の常識や価値観がよく書き込まれていて感心した。種族によってどういう考え方をするのか?みたいのが興味深い。それゆえに主人公の有りようの特異さも浮き彫りになる。なかなかに手堅い仕上がり。
  • よっち
    2020/09/25
    僅かな仲間と森州平定という大偉業を成し遂げながらも、相変わらず俗世に疎いガーディ。そこに沿海州リエメンを率いる女王ニフレディルが、国の存亡を賭けて10万の大軍を率いてイントラシアへ侵攻する第三弾。すっかりフローリン姫に懐かれたガーディはどうにも脇の甘さが目立ちますけど、それとリエメンの侵攻計画を見事に的中させて、その10万の大軍相手に壮絶な戦いを見せた采配のギャップが大きかったです(苦笑)立て続けの大戦果からフローリン姫の国内における立ち位置も変わりつつあって、ここからまたその歴史が大きく動きそうですね。
  • S.T.
    2020/09/29
    ネタバレあり
    面白かった。相変わらず世界は厳しいなあ。大水害で追い詰められた国が、下手に有能な指導者に恵まれてしまった為に、大兵力でイントラシアに侵攻してくる話。主人公の軍師っぷりが炸裂してて、そこは十分楽しめるんだけど、結果も壮絶。最終的に七国十四州の力関係が壊れ、小康状態の終焉で本格的な潰し合いの開始。フローリン姫は完全に“救国の英雄”になってしまい、次巻は本国の父兄と骨肉の争い勃発かな。それにしても今回のラスト、微笑ましいというよりは若干異様だった。ガーディが精神的に一杯一杯だったことも示したかったんだろうけど。
  • サケ太
    2020/10/02
    軍勢同士の対決という事で、今までで一番戦記だった今巻。脇役のキャラもかなり魅力を増してきた印象。歴史系の書籍っぽく書かれており、今後の展開についても匂わせててとても気になる。
  • のれん
    2020/09/26
    占い=計算演算みたいなこの世界特有の表現が、歴史書という形を通して無理なく読者側に伝わる。改めて作者の力量の高さを感じる。 そしてここで一〇万の大軍の戦いに、戦略よりも兵站が注目視されるところもこのジャンルのプロ感が出ています。 伸びきった兵站、進退窮まった戦場、そこに軍略兵器に異種族混合部隊。ラストまで各キャラがぶれずに終幕しているのが素晴らしい。 あとやっぱり当然挟まれる歴史語りは良い。ガーティの歴史家説明は良かったし、「話を戻す」の単語も司馬遼太郎みたいで面白い。