楽園ノイズ

発売日 : 2020/05/09
それでも音楽はまだ鳴り続けている気がした――あの日のあの場所で。
☆☆☆『このライトノベルがすごい!2021』(宝島社)新作4位獲得!☆☆☆

 出来心で女装して演奏動画をネットにあげた僕は、謎の女子高生(男だけど)ネットミュージシャンとして一躍有名になってしまう。顔は出してないから大丈夫、と思いきや、高校の音楽教師・華園美沙緒先生に正体がバレてしまい、弱みを握られてこき使われる羽目に……
 無味無臭だったはずの僕の高校生活は、華園先生を通じて巡り逢う三人の少女たち――ひねた天才ピアニストの凛子、華道お姫様ドラマーの詩月、不登校座敷童ヴォーカリストの朱音――によって騒がしく悩ましく彩られていく。
 恋と青春とバンドに明け暮れる、ボーイ・ミーツ・ガールズ!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 715円(本体650円+税)
  • ISBN: 9784049131574

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みんなのレビュー

  • オセロ
    2025/06/11
    期待以上でした。音楽のことは分かりませんが、どうしてこんなに胸が熱くなるんだろう。 訳ありの少年少女たちのいろいろ含みのあるやり取りはクスッと笑ってしまいましたそうで。一方の彼らが奏でる音楽の集大成とも言えるライブは胸熱で、その後の美沙緒先生と真琴の絆を感じるラストは控えめに言って最高でした。
  • 芳樹
    2020/06/07
    初読み作者さん。文章がとても綺麗。再生数を稼ぐために女装して自分の曲を動画サイトに投稿してる真琴。進学した高校で音楽教師の華園にその秘密がバレ、それをネタにこき使われることに。やがて彼の周り集う一癖も二癖もある少女たちとバンドを組むことになり…。とても面白かった!真琴とヒロインたちのやりとりがポップで楽しい。また演奏シーンや熱いライブシーンでは音楽が聞こえてくるような描写で、表現の巧みさに唸りました。読者の解釈に委ねるような結末ですが、青春映画を観たあとのような清々しさがありました。とても良い作品です。
  • よっち
    2020/05/09
    女装して演奏動画をネットにアップし(男だけど)謎の女子高生ネットミュージシャンとして一躍有名になってしまった村瀬真琴。音楽教師・華園先生に正体を知られ、その弱みからこき使われる羽目に陥った彼が、三人の少女と巡り合うボーイ・ミーツ・ガールズ。不真面目な教師・華園を通じて巡り逢うひねた天才ピアニストの凛子、華道お姫様ドラマーの詩月、不登校座敷童ヴォーカリストの朱音。いかにも著者さんらしい主人公にヒロインたちがいて、そのテンポの良いやり取りは癖になって、熱く盛り上がってゆくストーリーは控えめに言って最高でした。
  • ヒロロシ33
    2020/10/30
    凛子とのやり取りは面白かった。 トントン拍子でうまく行きすぎのような感じがしました。 あんまり音楽聴かないので、ライブとか臨場感得られなかった😢 楽しく読めましたけど。
  • まるぼろ
    2020/05/21
    姉に唆され出来心で女装して演奏動画をネットに投稿してみた所、ネットミュージシャン「Musa男」として有名になってしまった村瀬真琴だったが、高校に入学してすぐに音楽教師の華園先生に正体がバレて…と言うお話です。とても面白かったです。真琴も杉井さんの作品の主人公らしいツッコミ気質な天然ジゴロキャラで読んでいて楽しかったですし、それぞれ才能があるにも様々な点から挫折していた凛子に詩月、朱音が楽しく演奏する様は読んでいてとてもいいなと思いました。勿論最後のライブも。続刊する様なら是非また次巻も読んでみたいです。