リベリオ・マキナ 4 《白檀式改》紫陽花の永遠性

発売日 : 2020/05/09
敗北と失意を越えて――ついに吸血鬼軍 VS 新公国軍の戦端が開かれる。
 オートマタコンテストがもたらしたもの。それは圧倒的敗北と喪失だった。
 水無月、桜花、全てを失ったその夜。リタの導きにより、カノンは密かにイエッセルを脱出。アルプスの山村で待ち構えていた吸血鬼王・ローゼンベルクから、彼女は驚愕の提案を受けるのだが……。
 一方、時を同じくして一人の吸血鬼が新公国軍の研究所を脱走した――「俺は陰からカノンを護衛する。ハウエルズとの戦いはまだ終わってないからな」
 吸血鬼軍と新公国軍の戦いの火蓋が切られる時、二人の姫とその騎士の命運をかけた反攻が幕を開ける。正義と反抗のバトル・ファンタジー第4巻!!!!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 715円(本体650円+税)
  • ISBN: 9784049128987

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みんなのレビュー

  • まっさん
    2020/06/07
    ★★★ (恐らく)完結巻。ここから売上が伸びるなどなければここで完結とのことで一先ずお疲れ様でした。表紙を初めて見た時にもしかしたら…とは思っていたものの、いざ実際に完結という文字を目にすると寂しいものがあります。内容としては売上による完結作にありがちな急展開の連続。正直物語をある程度綺麗に締めるためにかなり駆け足で話を進めた感があって少し残念でしたが、最終的には綺麗に纏まっているのでそこは良かったのかなと。ただ、あれ程強敵感を醸し出していたハウエルズが想像以上に小物すぎて少し呆気に取られてしまった。→
  • かっぱ
    2020/05/28
    絡繰騎士シリーズ最終巻。最後を飾る物語としてお似合いの熱い展開は良かった。最後にカノンの元に力が集結して、己が正義のために戦う王道のバトルファンタジーとしての構成と、キャラクター同士の関係性を繊細に描いた現実小説の要素が良い塩梅で絡み合っていたと強く感じる。ただ、水無月への扱いが想像していたよりもさらっとしていて、若干肩透かしを食らった感じもあるけれど終わり良ければ全て良し。序盤で敷いた伏線もしっかりと回収して、堅実ながらも丁寧な新人賞の名に恥じない良いシリーズだった
  • 真白優樹
    2020/05/12
    完膚なきまでに敗北し全てを失ったカノンが逃げた先で吸血鬼の王と出会い、最後の反抗を始める最終巻。―――抗え、例え世界が敵だとしても。 全て奪われたのならば取り戻すだけ。そう言わんばかりにカノンの元へ全ての戦力が結集し、一大反抗劇の幕が上がる最終巻。これが最後、その言葉を示すかのように全員が集いそれぞれの信念を持って戦い抜く、熱さが一気に盛り上がりそのまま駆け抜ける、最後まで面白い巻である。確かに変わった日常の先、続く未来を彼等はこれからも駆けていくのだろう、どこまでも。 うん、とても面白かった。
  • ツバサ
    2020/05/13
    案外あっさり片付いてしまったなと思いました。前巻の絶望感を覆す熱さを期待していただけにちょっと気になりました。ただ、カノンが最初から目指していたところに辿り着けて良かったと思います。続いてほしいです。
  • 椎名
    2020/05/10
    ネタバレあり
    紫陽花の花言葉は移り気や浮気、無常。けれど色でまた別の花言葉があり、青紫は辛抱強い愛情。水無月と同じ姿をした紫陽花に対しての不安感、けれどその本心は……という花言葉を使っての二重の仕掛けになっている。この四巻で一区切りの完結となり寂しい気持ちはあるものの、あとがきの彼らの日常を切り取ったぢけだという言葉に救われた。幼きカノンが王子様だと思った姿になるそのいつかは、きっとすぐだと信じて。リタのことをいい女だと評したのはこちらも報われる思いでした。次の作品も楽しみにしてます。