少女願うに、この世界は壊すべき 桃源郷崩落

発売日 : 2020/04/10
千年の時を経て目覚めた最強の聖仙が、残虐な妖魔を殲滅する!
 こんな世界はぶっ壊してやる――
 妖狐の因子を持つ少女・熾天寺かがりは、村を襲う妖魔や心ない人間たちから迫害され、この世界の全てを忌み嫌っていた。
 そんな彼女の願いに応じ、はるか昔に自らを封印した最強の聖仙・神津彩紀が覚醒する。五彩の覇者と呼ばれ、全能の薬神でもある彼の姿は――
 全 裸 だ っ た 。
「間一髪だったな」流れるように神州刀を振り回し、敵を殲滅した彩紀は告げる。
「どうやら俺はお前の式神、平たく云えば奴隷になってしまったようだ。お前の願いはなんだ──」
 最強の聖仙と灼熱の狐耳少女による、世界変革の物語が始まった。
――人の祈りは、天の法則を書き換える。
 第26回電撃小説大賞《銀賞》受賞作!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 693円(本体630円+税)
  • ISBN: 9784049130140

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みんなのレビュー

  • まっさん
    2020/05/04
    ★★★★★ 読み終えた時にこれまた素晴らしい新作が登場したな、と思わず唸ってしまうほど面白かった今作。GA文庫から刊行されている「ひきこまり吸血姫の悶々」の著者の小林湖底先生が繰り広げる電撃小説大賞銀賞受賞作品。ひきこまりと違ってこちらは世界観や設定などがかなり重厚な分、飲み込むまでに少し時間がかかるかもしれないが、いざその世界観に順応すると途端にページを捲る手が止まらなくなる。OLI因子が満ち溢れる世界で、寇魔という異形の怪物たちに人間が家畜の如く扱われている世界。人間は寇魔に媚びへつらい、小さなコミ→
  • まるぼろ
    2020/05/07
    今から1000年くらい後の話、OLI因子と言う世界構築因子を持つ「寇魔」に支配される地で、妖狐の因子を持つ熾天寺かがりは村の人々から忌み子として迫害されていたが…と言う所から始まるお話。とても面白かったです。とかく不条理極まりない世界にて村で迫害されていたにも関わらず良い意味で擦れていないかがりは強いと思えましたし、彩紀や寇魔達との戦いにも左右されるOLI因子の厄介さも物語に深みを与えていてまた面白かったです。今巻で寿老人と弁財天を打ち倒した彩紀とかがりですが、次巻はどんな話になっていくのか楽しみです。
  • アウル
    2020/04/12
    ネタバレあり
    表紙買い。表紙とタイトルで結構シリアスな感じかと思い口絵を見た瞬間に全裸の主人公が描かれていて吹いてもうたわw内容は和と中を混ぜたSFファンタジーといったところか。設定が色々と作りこまれているのは面白かったけど最後の戦いで主人公の能力発動したけどアレ使いまくっていたら昔負けていなかったのではとツッコミ入れてしまいそうだった。かがりの境遇がホンマ不憫すぎるよな、唯一の肉親の妹が犠牲になるシーンとか行方不明だった母親との望まぬ再会とか、まあそれでも最後に神津彩紀の手により妹が蘇ったのが救いだったわ。
  • サケ太
    2020/04/18
    近未来の社会が崩壊した先の世界。SFから、和風、中華、妖怪などの様々な要素が詰め込んである作品。ハチャメチャで、世界観を把握するのに時間を要するも、主人公のキャラやヒロインの立ち位置に慣れてくると、どんどん楽しくなる。世界を壊したいと願う少女。その願いは本当に彼女だけのものか。引きもかなり気になる作品。
  • 虚と紅羽
    2020/06/05
    コメディかと思ったら俺TUEEEEで、かと思ったら裸族の最強変態だった。ん?最強でもないのか?イマイチ力量差が分からん。後出しジャンケンなんでも来やがれチートインフレって感じ。悪く言うとごちゃごちゃ、良く言うと意味わかんねぇ(きっと作者も同意してくれる)。 面白いような面白くないような。これハッピーエンドになるの?神津彩紀がラスボスとかそういうオチになるのでは?だってあいつこそが、この世界を最も神代の時代に戻したがってるんだもの。 うーんなんだかなぁ。なんだかなーーーーー!