就業規則に書いてあります!
発売日 :
2020/03/25
仕事は「好き」ですか――? 喜び悩める、働く全ての人に贈るお仕事小説。
平河東子は大手企業人事部の労務管理。社員皆が健やかな職場環境を作る事にやりがいを感じていた。だが業績悪化でリストラに。叔父の伝で再就職したのは、違法すれすれの労働が蔓延る、下請けのアニメ制作会社だった――!
過剰な労働時間、最低賃金を大幅に下回る月収。日常的なパワハラ、セクハラ、従業員の失踪……。問題だらけの「8プランニング」の労務管理者になった東子は、”アニメの鬼”と怖れられる演出担当・堂島蕎太郎をはじめ、業界の闇と真っ向から対決する羽目に!?
超絶ブラックなアニメ制作会社に、新米労務管理が殴りこみ――!? 仕事にがんばるすべての人を元気にする、人事部労務管理のおしごと。
過剰な労働時間、最低賃金を大幅に下回る月収。日常的なパワハラ、セクハラ、従業員の失踪……。問題だらけの「8プランニング」の労務管理者になった東子は、”アニメの鬼”と怖れられる演出担当・堂島蕎太郎をはじめ、業界の闇と真っ向から対決する羽目に!?
超絶ブラックなアニメ制作会社に、新米労務管理が殴りこみ――!? 仕事にがんばるすべての人を元気にする、人事部労務管理のおしごと。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784049131406
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2020/05/0840大手企業の労務管理にやりがいを感じていた平河東子。だが業績悪化でリストラされ、叔父の伝で下請けのアニメ制作会社に再就職するお仕事小説。問題だらけの会社で労務管理者になった東子が、「アニメの鬼」と呼ばれる演出担当・堂島蕎太たちと時には衝突しながら、退職希望者との面談、セクハラ相談、そして元請けからの過酷な取引要求との対峙など、試行錯誤しながら取り組んでいく展開で、過酷な環境と熱い想いに最初は戸惑いながらも、真摯に取り組む彼女が姿勢が少しずつ周囲を感化していって、認められてゆく結末はなかなか良かったですね。
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ゆー。2021/03/1631ネタバレあり「『就業規則?そんなものはない。』と一笑に付す堂島。ドギマギする東子。それでも1話『パワハラ(?)問題』2話『セクハラ問題』3話…と弱きを助け強きをくじこうとする労務管理者の東子に好感を持つ。元請け会社が下請けへ強制的に仕事を押し付ける3話の打開策とラストでスカッとした。 『就業規則?そんなものある。』」
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ともパパ2020/03/3021ネタバレあり話はおもしろかったが、出版社というか編集関係者の力量のためにかなり残念なことになっている。「超ブラックなアニメ制作会社×新米労務管理のおしごと小説!」という帯の文句はその通りだが(ブラックでないアニメ制作会社があるかは別の問題だが)、「相談:働くって辛くて当然?」とか「相談:好きだから頑張るのがあたりまえ?」とあっても、そんな相談はまったく出てこないし、裏表紙のあらすじにある低賃金問題もかけらも出てこない。あと、堂島さんと対決という話ではないと思うんだけど…。誤植の見逃しの多さといい、著者がかわいそう。
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MILKy2021/01/2620【売】2021008.135 軽めなお仕事小説。大きくは3章で構成。若干24歳、社会人歴も浅い、平河東子は大学時代にひとつの挫折があり、なんとか乗り越えた就活の末、それなりの建設会社に就職するも、会社の環境変化のため離職。これは私も経験済なのでうんうんと読める。そこで叔父に紹介してもらった就業環境がブラックなアニメ制作会社に、前職でも職務としていた労務管理として入社するもとんでもない環境で、というストーリー。業務にプライドを持った者の善意に甘えるブラック企業。好きだからこそ頑張れてしまう。好きを仕事に
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anna2020/05/2219久しぶりのお仕事系小説。 労務管理、だいぶ前に読んだ労務士を思い出した。 アニメ業界の内部事情は馴染みがなくて新鮮だった! 最後の最後、ちゃんと認められてよかった!
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