魔法も奇跡もない、この退屈な世界で

発売日 : 2020/02/07
改造人間達と超常者達が争う23世紀日本が舞台の痛快SF犯罪アクション!
人体改造による異能者が跋扈(ばっこ)し、犯罪こそが退屈な日々を送る大衆のエンターテインメントとなった23世紀の日本──。
 人々を熱狂させる『王』の称号を持つ〈殺人王〉フォルックは、敬愛する師の死体の行方を探し求めていた。
 そんな彼の前に、死体の悪用をほのめかす同業者、取引を持ちかける警察組織、そして、冷凍睡眠(コールドスリープ)から目覚めて間もない21世紀人・女捜査官のヒナコが現れる。
 同業者を追うべくバディを組む事になったフォルックとヒナコは『人殺し』への理念でぶつかりながらも、巨大な陰謀劇に巻きこまれていることを知るようになる─ ─そして激しい追跡劇を経る内に判明する、二人の悲しい真実とは?
 謎解き+どんでん返しが連続する、痛快・近未来クライムバトルファンタジー!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 693円(本体630円+税)
  • ISBN: 9784049129526

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みんなのレビュー

  • しぇん
    2020/02/09
    人生が完全に決定されている近未来のディストピアを舞台にした物語。犯罪者がスター化されていたり、天然物な能力者狩りが行われている凄惨な設定など大量に詰め込まれてるのは興味深かったです。詰め込みすぎて物語終わってない感もありますが。唯、読みにくいのが致命的でした。誰の台詞、行動?なのか考えて読む必要が多かったです。
  • 真白優樹
    2020/02/10
    人の人生が完全にコントロールされる近未来の世界で、自由に生きる犯罪者の一人である殺人者の青年が冷凍睡眠から目覚めた21世紀人の少女と出会い始まる物語。―――人を救うは心か死か、境界線の上で汝は何を見出すか。 誰もの命が平等に軽く、簡単に人の命が散っていく外連味溢れる戦いが繰り広げられる物語であり、少女と青年がいがみ合いながらも互いに歩み寄り、協力し合い事件の解決にあたる、どこか仄暗くて熱い物語である。事件の手掛かりは闇に消え、空の日本は混乱の中へ。果たして続く事件の行方とは。 次巻も須らく期待である。
  • HANA
    2020/04/30
    SF系。犯罪者の王とコールドスリープから目覚めて現状も理解できていない少女のコンビが犯罪者を追う話。良い感じのデコボコ具合で良かった。体はってるのも良い。
  • かっぱ
    2020/02/12
    人生が確定されている23世紀のディストピアを舞台にした凄惨な物語。人を殺すことを厭わない男と人殺しを許さない少女という正反対の二人が歩む道のりという構図は王道そのもので良かったのだけど何分読みづらいところが多い。設定周りや世界観をいまいち消化できないまま読み進めるから、根幹の部分を理解さえすればもっと違う読後感があったのだろうなあと思う。光も希望もない、流行からは逆行した血に塗れた空気や重苦しい設定は刺さる人には刺さるはずだ
  • イシカミハサミ
    2020/03/08
    読解力が試される小説。 途中まで読んで、 巻頭カラーに戻って見るまで、 殺人王=フォルックだということがわからなかった。 二つ名と本名を別にしか表記しないから、 状況が読みづらい。 敵の策のキーになるモノが 唐突に提示されたり、 冒頭の摩天楼の描写が のちのち全く活かす箇所がなかったり。 雑。 使わない設定垂れ流す余裕があるなら、 冒頭で時系列でこの世界観に至るまでの主な出来事を 並べてくれたほうが生産的だった。