探偵はもう、死んでいる。 2

発売日 : 2020/01/24
これは、探偵が"まだ死んでいなかった"頃の一幕。
高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。
シエスタを失ってから一年が経ち、夏凪や斎川と出会い、シャルと再会した俺は、ある日、彼女たちとともに《シエスタ》に誘拐される。
そこで語られるのは俺が『忘れている』らしいシエスタの死の真相。
探偵と助手の長くて短い旅の記録。
地上一万メートルの上空で始まる少年と少女の冒険譚だった。
「君たちには、どうか見届けてほしい。私が挑んだ最後の戦いを──」
そうしてシエスタは告げる。
まだ誰も知らない真実を。
どうして探偵がもう、死んでいるのかを。
一巻発売後、異例の大反響となった第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作、追憶の第二弾。
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 704円(本体640円+税)
  • ISBN: 9784040643281

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2021/03/18
    ネタバレあり
    ある日何者かに誘拐された君塚や夏凪たち。彼らが目覚めた小部屋で観たものは《シエスタ》の録画映像。彼女は自分の最期に何が起こったか思いすようにと告げるのだが…。結末が衝撃的すぎて、しばしの間言葉を失ってしまいました。シエスタの死の真相が明らかになる今回、鏤められた伏線がパズルのピースを一つずつはめ込んでいくように回収されるみごとな展開で、ゾクゾクしながら読み進めました。真実に至った君塚はこの先《SPES》にどう立ち向かっていくのか。夏凪は何を思いどう動くのか?続きがとても気になります。
  • 夜桜キハ
    2023/05/11
    シエスタに誘拐された四人。ラノベ特有の軽い言い合いをし合う君塚、渚、シャル、唯。そこで、四人はシエスタと君塚の過去……どうしてシエスタが死んだか、その真相が分かる映像を見せられることに。シエスタと君塚の軽口にきゅんきゅんしながらも、今は探偵はもう死んでいることに悲しみながら、読み進めました。謎の幼女アリシアの登場。彼女の正体は……。知った時に愕然としました。一巻からの伏線が回収され……。シエスタが最期、何を思って死んだのか。シエスタの助手への想い。残された時間の語りでは涙が。やはり面白い。最推しなラノベ。
  • bookkeeper
    2023/04/28
    ネタバレあり
    ★★★★☆ 初読。監禁された部屋のモニターに映ったシエスタの映像が語る自らの死の真相。わちゃわちゃと当意即妙すぎるやり取りを楽しみながら、気が付くと作者の企みに乗せられている。記憶障害が出る麻薬・心臓を狙う犯行…で、最後こうなるのか。そういうコトか。一巻の最初から考えられていたことがやっと繋がったよ。よく考えられてるなぁ。でも、これって探偵の仕事なのか…?それと「こんなこともあろうかと思って」と事前に奥の手を仕込んでおくテは、かの宇宙戦艦の技術担当士官から数あれど、やり過ぎるとウソ臭くなっちゃうから…。
  • Takeshi Kambara
    2023/01/26
    ドタバタと色々詰め込まれていた1巻の何故?が少しづつ明かされていく本書。探偵と助手のラブコメ具合にニヤニヤしつつ新キャラのアリシアやら強敵のヘル、他にも親玉が登場したりとまたまた収集つかないんでないのー?と思ってたらキレイに収まった。全ては最後の一行の為の布石だったのかな。何を語ってもネタバレになりそうなので語り辛いがとにかくヤバい!納得いくようないかないような…でもとにかくヤバい!!そして、お酒呑んだあの夜は…結局どーなったのかしら(〃ω〃)
  • くんぴー
    2021/08/27
    ネタバレあり
    シエスタの過去、死の間際に迫る第二弾。面白かったです。君塚の記憶の抜けている部分。それを教えてくれる探偵はもういない。いないけどいる。彼女によって明かされる死の真実。アリシアという少女の謎。見えてくる「SPES」の全貌、そしてその狙い。想像以上にスケールが大きかった。シエスタにとって、人類、そして地球を救うという大きすぎる使命から来るプレッシャーを和らげてくれるのが、君塚の存在だったのだろう。これからも君塚は探偵の意志を継いで戦い続けるだろう。だがひとりじゃない。強い絆で結ばれた彼らはきっと強いだろう。