幼女戦記 12 Mundus vult decipi, ergo decipiatur

発売日 : 2020/02/20
幼女、「最良の敗北」を求める。
戦場で勝利し、戦場で勝利し続け、しかし帝国は破滅へ一直線。
爛れ切った愛国心と、残酷な現実の抱擁を経て
ゼートゥーアは「世界の敵」たるべく舞台を作り上げていく。
死に逃げることも出来ない参謀本部の責任者として
ゼートゥーアが求めるのは『最良の敗北』なのだ。
言葉よりも、理性よりも、ただ、衝撃を世界に。
世界よ、刮目せよ、恐怖せよ、そして神話に安住せよ。
我こそは、諸悪の根源なり。

なお。付き合わされる幼女曰く、大変辛い。
  • レーベル: その他単行本
  • 定価: 1210円(本体1100円+税)
  • ISBN: 9784047357341

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みんなのレビュー

  • つっちー
    2020/03/02
    ネタバレあり
    ゼートゥーア閣下のチート具合がすごい。 ターニャさんが主人公のはずなのに、ゼートゥーア無双でターニャさんの転職活動もはかどらず。(^_^;) 相変わらず、ドライでブラックな資本主義論者のターニャの論説が楽しい。 対比でのメアリー・スーの狂信的な異常さに、カルト宗教の怖さを見た気がします。ロリヤ氏の変態ぶりを久しぶり見て、ぞっとしました。 そろそろ終わりそうな気配で2~3巻続いていますが、どうなんでしょうねぇ。 ターニャさんの苦難はまだまだ続く~。
  • なっぱaaua
    2020/03/22
    ネタバレあり
    今巻も相変わらずのヘビーノベル。そして、とうとう主人公がイケオジ:ゼートゥーアになった。この戦争をどう畳むのか、全てはゼートゥーアの掌の上。イルドア王都をあっさり攻略。そしてあっさり手放すと同時に、イルドアの食糧危機を起こす。ターニャはターニャらしく振舞うが、今回のメインはゼートゥーア。著者は次巻以降では「幼女を主人公としたゆるふわ日常モノを目指す」と心構えを示すが、絶対にそれは無いと思わざるを得ない。戦域はまた東部に戻るのか。ロリヤの思惑通り物事が進むのだろうか。いや、それもきっと無いな。~続く~
  • RASCAL
    2020/03/05
    なるほどなー、そういうことか。ゼートゥーア大将の作戦、予想以上でした。目的を持たなかった帝国の戦争も、この終盤にきて、よりマシな敗戦という明確な目的を持ち始めたということか。ターニャは、現場力に優れた中間管理職の悲哀ですね。さて1年ぶりの12巻でも終わらなかった本編、何時続きを読めるのだろうか。
  • SIN EIM
    2025/04/05
    【世界の敵】自ら悪となることを決意したゼートゥーア。宣戦布告したとはいえ、もと同盟だった国の民衆を盾とする戦略を行う。見た目は帝国ではなく、諸国の責任に見えるからゼートゥーアの悪辣さが証明されるのはかなり後世、ペンの力によって子々孫々と語られることになるだろう。現実のドイツの歴史認識では、ナチス党とドイツを分けて考えることがあるという。国家・国民の総意ではなく、ナチス党を政治が制御できなかった。だから、悲劇が起こったという解釈。勝手な予想だが、ゼートゥーアがナチス党の役割を引き受けることになるのだろうか?
  • 鐵太郎
    2023/07/21
    作者の描く戦略思想がイマイチ納得できないまま、刊行された紙本としては最終巻へ。その戦略というのは、参謀本部のナンバーツーであり国家の首班でも何でもない「恐るべき」ゼートゥーア大将が独断で行ったもので、中立国イルドアが対帝国戦略を見据えて合州国と同盟を結んだことを契機としてイルドアに奇襲攻撃をしかけ、北半分を占領して首都を墜とすというもの。この戦略について説明は長々と何度もされているけれど、いろいろな点でどうも合理的に納得できません。とはいえそのせいでゼ大将が主人公になって幼女の影が薄いのが残念。(笑)