マッド・バレット・アンダーグラウンド 2

発売日 : 2019/08/10
慈悲なき復讐者、登場。犯罪街の狂気はさらに加速していく――。
「ラルフ、やっぱり殺し合いは最高だね」
「ああ、相手が銃も刀も効かないクソッタレじゃなければな」
 人質に取られているシエナを解放するため、犯罪組織フィルミナード・ファミリーの腐れ仕事をこなす《銀使い》のラルフとリザ。
 そんな二人の前に組織への復讐を誓う能力者ウェイドが姿を現す。
 ラルフとリザの猛攻をものともせず、ウェイドは圧倒的な力で組織の構成員を虐殺していき、シエナの身にまで危険が迫る事態に。
 熾烈さを増していく復讐劇、だがラルフは自分にあまりにも似たウェイドの悲劇的な過去を知り――――
 最狂クライムアクション第2弾、開演。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 759円(本体690円+税)
  • ISBN: 9784049126082

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みんなのレビュー

  • レリナ
    2019/09/29
    一巻より文章が読みやすくなった印象。シエナを救うために仕事をこなす、ラルフとリザ。今回の敵は組織への復讐を誓った能力者ウェイド。彼の裏で蠢く者たちの陰謀が見え隠れする中、無慈悲な殺戮が続く。今回のウェイドの能力は強力なもので、太刀打ちできるかわからないほど圧倒的なものだった。ラルフとリザのパワーアップも視野に入れていかないと、これからの戦いを生き残っていくには厳しいかもしれない。組織同士の抗争になれば、それだけ命の危険が上がる。これまで以上の敵が現れて立ち塞がるのは必至。ラルフ達の活躍に期待。
  • まるとも
    2022/08/06
    ネタバレあり
    この..レトロな罵倒大会も、慣れれば癖になってきた。 今巻は個人的に好き。まあドナートは屑だが、屑すぎて腸が煮えくり返る。こいつの死に様はもっと残酷に描いてくれって思ってしまった...純粋な心さようなら。 また、ウェイドの境遇とその1人の男の結末を描くことでまたラルフのこれからに1つ興を投げてくれた。 ウェイド...憎めないな…
  • どんぐり@京都の何処かで
    2019/10/24
    弱いヤツと頭悪いヤツは死んどけみたいな感じが好きです。1巻より全然楽しめる。特にラルフとリザの掛け合いとリザの他者に対する毒舌、悪態がスバラシイ。イラストとのマッチングも良しです。なんだかんだで作者さん良い人っぽく、ブラック・ブレット程救いがないわけでなく むしろ希望感が大なところが読みやすく。楽しく笑いながらマフィアで人殺そうぜなんですが、不思議とマイルド。
  • HANA
    2019/11/30
    人質に取られたシエナを救うため頑張る2人。そんな中、強烈なキャラクターが登場。これ強すぎでは。これ以上出てきたらリザはともかくラルフは退場することになりそうな。
  • 椎名
    2019/08/23
    復讐者の物語。ラルフが言っていた通り、どちらが正しいも悪いもなく、折り合いがつくことなどなく、ただそれぞれの理由のためにお互いを殺す、それだけの戦いなんですよね。何かを得るために何かを捨て、どちらを選んでも地獄の中、どちらの地獄がマシかを選ぶだけの。もうひとつ盛り上がりが欲しかったが、かわらず雰囲気や方向性としては非常に好み。続きに期待。