楽園 戦略拠点32098

発売日 : 2001/12/01
楽園と呼ばれる惑星の真実が明らかになった時、恐怖と感動がおそう
第6回スニーカー大賞金賞受賞 千年以上も星間戦争を続ける二大勢力。サイボーグ兵ヴァロアは、敵の超機密惑星「楽園」へ降下する。だが、そこにいたのは、敵方の兵士一人と少女マリアだけだった。期待のSFロマン

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角川スニーカー文庫の新刊

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みんなのレビュー

  • fukumasagami
    2024/10/17
    ネタバレあり
    ヴァロワには、なぜガダルバがこんなにも簡単なことを理解できないかが、分からなかった。このマクルーファンという男は、「俺という相棒がいたことを忘れないでくれ」と伝えたかったのだ。任務とは関係のない記憶として、自分のことを覚えておいて欲しかった。何故か?こいつはガダルバを友達だと思っていたからだ。 兵隊が、人間らしくしてもいいんだ。そんな当たり前のことに、安堵した。このマクルーファンという男の方が、彼には気が合いそうだ。 「あんた、バカだろ」 ヴァロワは、言った。
  • あなほりふくろう
    2014/05/21
    せんせデビュー作。後の長谷敏司のエッセンスがしっかり詰まった作品でした。マリアの口調が後のメイゼルを思わせるとかそれ以上に印象的だったのが、マダルバ、ヴァロアの人間性にクローズアップした点でしょうか。ヴァロアのそれを誤差と突き放そうとしたマダルバが逆に自らの弱さに気付かされ狼狽する、でもそれこそが忘れていた彼の人間性に他ならない。「必要とされなくても、私はここにいたい」すべて剥ぎ取られて発したマダルバの、むき出しの人間らしさ。抒情的ながらも伝えたいことは真っすぐ伝わってくる、そんな作品でした。
  • ひなた*ぼっこ
    2019/06/15
    初読み作家。機械仕掛けの青年と無垢な少女の物語。「『自分』という概念は、社会を構成する人間個々が持ち寄る、ただの『誤差』に過ぎない」ならば生きる意味とは何か。人工子宮から産まれ、強くなりたくて軍に入り、戦うために体のほとんどを機械にした。それで得られたものはなんだったんだろうか。機械の目は涙を流せないから笑った、ていう描写のやるせなさがとても好き。
  • 白義
    2018/10/19
    物語の背景には、遠い宇宙で起きた長きにわたる星間戦争がある。そしてその星間戦争におけるある戦略拠点惑星を巡る激戦が空では巻き起こっていて、その戦略拠点にはあまりにも皮肉で残酷な真実が隠されている。が、それらは全て「背景」であってドラマそのものではない。本書で描かれるのはその惑星で描かれる、兵士と少女、たった三人のささやかで透き通った日常の日々であり、どんな戦争、人間性への眼差しもそのささやかな日常の中から逆照射されている。あまりに美しく叙情的でクリアな感傷の中に著者は世界の広がりそのものを込めて見せたのだ
  • あさひ
    2016/06/05
    話はシンプルなものだが、最後の夏休みみたいなノスタルジーさを、感じた。