龍のいとし子

発売日 : 2019/08/10
美しき人外と少女の、禁忌の恋の物語――。
平凡な大学生の柚葉の前に、突然、清冽な美貌の男子高校生が現れる。「貴女を、守りに来ました」そう言って異形に襲われた柚葉を助け、二人の逃避行が始まる――美しき人外と少女の禁断の恋愛ファンタジー。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 660円(本体600円+税)
  • ISBN: 9784040732855

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みんなのレビュー

  • 佐島楓
    2019/09/02
    これは私は好きでした。一巻で終えてしまうこと自体がもったいない。もっとページ数、冊数があればテーマを掘り下げて素晴らしい作品になったのではないかと思います。
  • hirune
    2022/07/02
    現実の話に例えて言うならば〜やんちゃしまくってた不良が深手の傷を負い、偶然助けてくれた普通の女の子に心惹かれて陰ながら見守っていたらその子がピンチに陥ったので助けました。その女の子の感謝の気持ちが好意に変わると自分と住む世界が違うと拒絶して逃げちゃったけど、惚れた女性を拒みきれずくっついてしまった。ただしその不良は実は人ならぬ龍で、娘は見鬼の才故に妖怪に付け狙われているというファンタジーな話しだったのでした😅龍と人のカップルでも女性の方が精神的に強いのね〜♡
  • 本夜見
    2019/11/24
    ネタバレあり
    疎遠になっていた父が亡くなった。拝み屋をしていた父。葬儀の後、父に貰った御守が真っ二つに割れている事に気付く。肌身離さず持つように言われた御守。その時 男子高校生が遺影を見つめているのに気づいた『貴女を、守りに来ました』戸惑う柚葉。しかし父に恨みを持つ妖怪が、彼女を父親と間違えて襲ってきた。御守が壊れた今、彼女は妖怪が見えるようになっていた。見える目をなくして貰うため、二人は能力者の許へ向かう。人外との恋物語。彼の苦悩、彼女の葛藤。恐れに勝る愛しさ。綺麗な物語でしたけど、少しアッサリ薄味過ぎるかも?
  • 新田新一
    2024/08/11
    綺麗な表紙のイラストに惹かれて読みました。主人公の柚葉は父が亡くなったときに、不思議な少年に出会います。浮世離れした美貌の持ち主で、あなたのことを守りに来ましたと告げます。直後に不気味な妖怪の骨女が襲い掛かり、二人は逃亡の旅へ。ファンタジーとホラーの要素が巧みに組み合わされており、どちらも好きな私にぴったりの物語でした。さらに切ない恋愛小説でもあります。少女と龍の恋が、切なく美しく描かれています。恋愛小説も好きなので、非常に楽しめました。ここに描かれている龍は東洋的なもので、親しみが持てるのが面白いです。
  • でんか
    2019/12/08
    ネタバレあり
    うーん、ふつう。作家さん買い。大学生ヒロインの前に美貌の高校生ヒーローが現れる。彼は自分を守ると言うのだが、てなイントロ。彼の正体に関してはタイトルでバレてるので、そこまで引っ張らんでも、という感じではあります。明かされぬ謎はグイグイ引っ張られ、かと思うとドラマ部分がアッサリ目の描写なので、読み終わってもあまり感想らしい感想も浮かばず。キャストの配役はすごくハマってていいと思うんですけど、それなら二人の感情がふかく交差することを読者が期待するのは当然と思うのですが…