アサシンズプライド 10 暗殺教師と水鏡双姫

発売日 : 2019/06/20
メリダの命とフランドールを守るため――エリーゼを暗殺せよ
進級したメリダとエリーゼは学院の新理事長の元、望まない対立を迫られる。フランドール全体を巻き込んだ、この状況を打破するため、白夜騎兵団からクーファに言い渡された新たな指令とは――エリーゼの暗殺だった。

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みんなのレビュー

  • むっきゅー
    2019/06/23
    祝アニメ化。大台10巻にしてメリダ・エリー・先生の立ち位置が大きく変化する(当初の構想通りの展開だそうです)。理事長により牢獄のようになった学園と、その純血思想にそまり変容していく騎士団。一方、貴族に対する不信感が爆発した平民とそれを煽るレイボルト財団のクローバー社長。真逆の思想が対立し、それぞれの旗印にエリーとメリダを立てて争う両陣営。そこに白夜騎士団から先生に、エリー暗殺指令が出される。人類存亡の秘密を守るためらしいが、仮にも王女を軽々と暗殺する権限がお前にあるのかと。面白かったから、別にいいけどね。
  • よっち
    2019/06/20
    未だ混乱が続く中、聖フリーデスウィーデに貴族純血思想の理事長が就任。公爵家令嬢を利用して貴族階級を揺るがそうと目論むレイボルト財団の社長クローバーを調査するクーファに、騎士団からエリーゼ暗殺の司令が下る第十弾。統制が取れていない状況下で極端な思想に走る輩が台頭すると、狙われるのは公爵家なのに侍クラスのメリダや象徴たる聖騎士クラスのエリーゼになるわけで、でも逆境でこそメリダとエリーゼの二人の絆や、彼女たちのために奔走するクーファとの信頼関係が光りますね。覚悟を決めたクーファや彼女たちのここからの逆襲に期待。
  • まっさん
    2019/09/27
    ネタバレあり
    ★★ 遂に大台の10巻に到達…するものの正直今巻はかなり微妙だったと言わざるを得ない。色々気になるところはあるものの一番引っかかったところはクーファの暗殺者としてのスタンス。今巻でも申し訳程度に挟まれていた「自分を殺す彼女〜」のようなクーファがメリダを殺すか、メリダがクーファを殺すかといった設定が最早意味を成していないように思えて仕方がない。ぶっちゃけクーファは何があってもメリダを殺すことはないだろうということが分かりきっているためにそのような苦悩を見せられてもどこか薄っぺらく感じてしまう。次に→
  • nishiyan
    2019/08/17
    セルジュによる革命失敗の余波が続く中、学院に新たな理事長が就任し、メリダとエリーゼを巻き込んだ新旧勢力の対立が起こり、否応なく巻き込まれていく本巻。貴族がなぜマナを持つのかという真相に少しだけ迫りながら、メリダとエリーゼの活躍をしっかり描いていて面白い。本巻の見どころはクーファの内面だろう。自らを存在しないものとして行動してきた彼が自分の限界を悟り、周囲を信頼し、頼るようになる姿に成長を感じられる。これからも続くであろう二人の姉妹を利用しようとする勢力とどう対峙していくのか、楽しみです。
  • 真白優樹
    2019/06/22
    新たな理事長の思想によりメリダとエリーゼが望まぬ対立を強いられる中、クーファにエリーゼ暗殺指令が下される今巻。―――水鏡に映る虚像を越え、見果てぬ闇へ踏み出す覚悟は良いか。 革命という大騒動が終わった平穏も束の間、極度の思想の持主が新たな混乱を巻き起こす今巻。 選ぶべきは誰の命か、葛藤するクーファが今まで重ねた絆を胸に一つの決断を下す巻であり、世界全てが敵になるといういきなりの大逆境が襲ってくる巻である。逃避し辿り着いた新たな舞台、果たして全てをひっくり返す事は出来るのか。 次巻も須らく期待である。