三角の距離は限りないゼロ 3

発売日 : 2019/05/10
僕が恋する君と、僕に恋する君、そして僕は、君を選んだはずなのに――。
文化祭実行委員なんて、柄じゃない。でも僕らの関係を変えようとする春珂の願い、春珂を想う秋玻の気持ちから委員として動き始めた僕は、かつての僕を知る庄司霧香と出会う。再会なんてしたくなかった。霧香は僕が別れを告げたはずの「過去の自分」を育てた人だから……。
 華やかな文化祭の裏側で、彼女は僕らの恋に隠れた、何より僕が隠した欺瞞をこそ残酷に暴いていく。
 もう戻れない僕らの関係。揺さぶられる『僕自身』のあり方。そして、舞台の幕が上がる――。
 僕と「二重人格」の彼女たちが紡ぐ、三角関係恋物語。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 693円(本体630円+税)
  • ISBN: 9784049123869

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みんなのレビュー

  • むっきゅー
    2019/05/20
    春珂の告白により、タイトルに偽りなしの三角関係が始まった。秋玻が既に彼女であるため、春珂の告白を断る矢野くんであったが、意識しすぎるあまり、二人ともとギクシャクすることに。文化祭回であり熱い展開でしたが、今巻は何と言っても、矢野くんにコミュニケーションスキルを伝授した霧香ちゃん登場に尽きる。彼女の存在が、秋玻にある決断を促す。ちょっとこれは切ない展開になる予感大だよ...。
  • よっち
    2019/05/10
    恋に落ちた矢野と告白したもう一人の彼女。文化祭実行委員になった二人が、かつての矢野を知る庄司霧香と出会う第三弾。関係を変えようとする春珂と、春珂を想う秋玻の気持ちから委員として動き始めた矢野、そしてかつての矢野に戻そうとする霧香。彼女の言動は反発を招く一方で、否が応でも繊細で不器用な彼らの関係に影響を与えずにはいられなくて、文化祭を通じて変化の兆しを見せた彼らが、それぞれ突きつけられた問いにきちんと向き合おうとしたら、やっぱりそうなりますよね…切なくもどかしい三角関係がどうなるのか早く続きが読みたいです。
  • まりも
    2019/05/11
    かつての矢野を育てた後輩との再会、春珂との微妙な距離を描くシリーズ第三弾。ドキドキして、ハラハラして、ワクワクして、そして最後にびっくりする。こんなにも心がかき乱されるなんて本当にズルい。こちらの期待をはるかに上回る恋模様に夢中になってしまった。これはただの神回じゃないか。矢野、秋玻、春珂の3人の揺れる想いが学園祭の熱と共に昂まり、そして臨界点を超えた感情の揺れと共に物語は新たなステージへと向かう。本当の意味での三角関係となった以上、これまで以上に読者の心を惹く物語になるのは間違いないだろう。楽しみだ。
  • ひかはる
    2019/05/11
    ネタバレあり
    第3巻は文化祭回、今回も相変わらず最高だった! 霧香には終始ヒヤヒヤさせられたし春珂は危うくて少し怖かった。秋玻の不安も滲み出てて読んでいる自分まで不安になった。 矢野、悩んでるとはいえやる時はやるじゃないか。クライマックスはテンション上がった。 …それにしてもあんな終わり方するなんて。二人共気持ちが変わってないのは分かっててもどうしてって思わずにはいられない。
  • 芳樹
    2019/05/10
    ネタバレあり
    2巻ラストの場面を受け展開されます。とても良い恋愛物語でした。近所の御殿山高校との合同文化祭で、合同ステージ担当の実行委員になった矢野と秋玻と春珂。打合せに訪れた御殿山高で出会った人物は、かつての矢野を「作った」協力者である、中学時代の塾の後輩の庄司霧香だった…。霧香をキーパーソンとして、3人の関係が大きく動きます。決断した秋玻。そして、霧香との再会をきっかけに、今の自分のあり方に悩むことになった矢野が、自分の真の想いに気が付くとき、本当の意味での「三角関係」が始まるのでしょう。早く続きが読みたい。