平安あかしあやかし陰陽師 2 百鬼夜行の都に桜舞う

発売日 : 2019/04/15
安倍晴明の若き師匠、最大の危機!?
平穏は"式部"と名乗る美女の訪問をきっかけに破られる。その背景には都をさすらう法師陰陽師が……?
【安倍晴明の若き師匠、最大の危機!?】
 平安陰陽師たちが畏れる男、賀茂光栄。年齢不詳の美青年であり、安倍晴明の師でもある。
 ひとたびは幼なじみの歌人・藤原為頼や晴明とともに、宮廷を覆う菅原道真の怨霊を鎮めてみせた。
 日常を取り戻したかに見えた都。しかし、平穏は"式部"と名乗る美女の訪問をきっかけに破られる。彼女は怨霊退治に一役買った為頼に、ある亡霊の相談に来たと言う。その背景には都をさすらう法師陰陽師の存在が見え隠れし……?
 歴史に隠れた安倍晴明の師匠、光栄が、宮廷最大の危機に挑む平安秘伝第2弾、これより開宴――!
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 704円(本体640円+税)
  • ISBN: 9784040731278

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みんなのレビュー

  • はつばあば
    2021/01/23
    若き賀茂光栄に思わぬ弟子が登場!。う~ん晴明以上にインパクトのあるかの蘆屋道満までもが弟子とは!。どれだけ才能があるのか光栄!。その光栄・晴明・道満までも誑し込む藤原為頼の真摯な姿に、ほっこりするのは彼らばかりではなく読者をも引き付ける。人の心にすくう魔のものに乗っ取られないように「心の中に満月を映した池を持てているか」自問自答しながら生きていく優雅な平安人。現代人は只々時間に追いまくられているが、このコロナのお陰で平安時代を少しは味わえるのではなかろうか。貧しさ、疫病、都に巣くう欲望と破滅・・
  • 葵@晴読雨読
    2020/07/31
    面白かった(*^-^*)晴明と道満のやり取りもいいなぁ。
  • あゆみ
    2019/04/21
    ★★★★★ 続編が出て嬉しい!人徳者の鑑のような光栄も、お人好しな為頼も、光栄を師匠として敬う晴明や蘆屋道満も、登場人物が魅力的で好き!歴史に埋もれた光栄の活躍をもっと読みたい!
  • よっしー
    2022/04/10
    ここに来て、晴明のライバルとも言われた蘆谷道満が登場。晴明が光栄の弟子なのであれば、似た立場の道満も弟子であって不思議はないのですが…不思議な感じでした。とはいえ、二人の掛け合いは面白く読ませてもらったのですが、良い年をして大人げないですね(笑 そして、為頼の純粋さが眩し過ぎました。陰謀渦巻く平安貴族とは思えません。 大怨霊も調伏してしまい…この後にはどんな話が待っているのでしょうか。早めに読みたいと思います。
  • ゆう
    2019/05/05
    ネタバレあり
    最後ちょっとかけあしだったかも?これで終わりなのかなぁ。短編集とか出して欲しい。大巫女様の子どもが清明だったということなのかな?安倍晴明については、親が妖狐だという話もあるけど、どうなのだろうか。道満と晴明のやりとりもよかったので、でてほしいけど難しいかなぁ……