怪異探偵の喰加味さんは悪意しか食べない
発売日 :
2019/04/15
僕の居候先には、人を「餌」と呼ぶ、寒がりな探偵さんがいる。
一風変わった探偵・喰加味に騙され、探偵の助手となった優。彼の目の前で喰加味は毎回依頼人に握手を求めるが、それは妖怪である彼が人間の悪意を食べるための儀式だった!凸凹コンビが謎解く怪奇ミステリー!
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 704円(本体640円+税)
- ISBN: 9784040731261
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
-
ひぬ2025/04/1318ネタバレあり【読み放題】悪意しか食べない探偵(獏)の助手をすることになった上京したての大学生・優の凹凸コンビが妖怪絡みの謎を紐解くライトミステリー。優はかなり騙されやすい性格故に最初は喰加味に翻弄されてばかりでしたが、物語が進むにつれて少しずつやり返していくところは良かったです。「悪意」を喰うことに対して喰加味も優と接するにつれて心境の変化があった過程も良かったです。
-
あゆみ2019/04/2218★★★★☆ 表紙とタイトルに惹かれて購入。騙されやすい大学生の優と、妖怪の獏で人の悪意が「餌」の詐欺師のような怪異探偵の喰加味のコンビによる怪奇事件簿。一人称が僕、急須とティーカップで牛乳を飲む、寒がり、悪意が絡む依頼しか受けない探偵、という喰加味のキャラは個性的。現実はいつだって身も蓋もなくて、どこまでも灰色で全てのことに白黒はっきりつくわけではないというのは分かっていても、罪になることをした人はちゃんと裁かれるべきという優の考えに賛成。
-
にゃうぴょん2019/10/3111面白かったです。騙されやすい大学生白浜君と人の悪意を食べる獏である喰加味さんのやりとりがいいです。彼等の活躍がまた見たいです。
-
イシカミハサミ2021/04/189探偵モノなので、 1話完結にはなっているけれど、 しっかり一本のストーリーが通っていて 十全に楽しめる1冊。 悪意。 こういう感情を料理してくれる作家さんは ありがたい存在です。
-
ゆうひ2025/06/226Kindle Unlimited。一冊にお互いの過去までよくまとまっててスッキリ読み終えた。
powered by
レビューをもっと見る