宮廷に雲雀舞いいづる 八雲京語り

発売日 : 2019/02/15
女らしくなくても、舞が下手でも――「雲雀は僕にとって、理想の妻だよ」
男が箏を奏で女が舞い、出来映えを競い合う宮廷行事「豊寿の舞」。鈴鳴は半ば強引に雲雀との参加を決める。しかし、昨年の勝者である鎬雨が何者かに襲われてしまう。賊として捕らわれたのは雲雀の部下・有宗で――?
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040730462

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みんなのレビュー

  • 海猫
    2019/02/22
    前作が面白かったので、続きが出ると嬉しいな。そう思ってたら2巻出ました。雲雀と鈴鳴の関係に1巻のようなギスギスが無くなって、少し夫婦らしくなっている。そこらへん微笑ましい。読み進むにつれ二人の距離も近づいていくしね。前回もそうだったけど、地道に試練に立ち向かってたら、いつの間にやら伝奇活劇に突入。このクライマックスでブーストがかかるような持っていき方は好き。読み終わって爽快感があるのも前作同様。では3巻があることに期待しよう。
  • よっち
    2019/04/14
    夫婦で帝位を目指す嫁き遅れの頭領娘・雲雀とお飾り少年東宮・鈴鳴。鈴鳴が渋る雲雀を説き伏せ「豊寿の舞」参加を決めた矢先に、勝利確実と目されていた鎬雨が何者かに襲われる第二弾。容疑者として捕らえられた雲雀の部下・有宗。雲雀たちが「豊寿の舞」で勝てなければ有宗を処刑するという中宮の非常な宣告。ただでさえ不利な厳しい勝負でしたけど、印象的なヒロインたちのありようや、周囲の助けも得て可能性を信じて立ち向かう中で活路を見出し、過程ですれ違いかけていた信頼関係を再構築していく二人の距離感にぐっと来ました。続巻に期待。
  • ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
    2019/02/25
    待望の八雲京語りシリーズ2巻♪武家から公家に嫁いだ雲雀の次なる試練は舞。それも鈴鳴あっての。夫婦の親密度が試された! 新しい登場人物も出て、雲雀の夢もできて先が楽しみ♪
  • さや
    2019/04/11
    ネタバレあり
    ★★★★☆【シリーズ第2巻】鈴鳴が箏を、雲雀が舞を。勝負を競うことになるが鎬雨が族に襲われてー…。ミステリー要素が入った今回もとても面白かった。「鈴鳴に女として見られてないんじゃないか」と言われた雲雀。「雲雀に頼りにされていない」と実感した鈴鳴。両者共に落ち込んでいて、私はニヤニヤ。扇を剣に代えて舞う雲雀は勿論、己の勝利を真っ直ぐに信じる鎬雨も、主を慕い命をかける小未苗も素敵。ラストの「雲雀は僕にとって、理想の妻だよ」という鈴鳴の台詞にはやられた!次はもっと2人の距離が縮まって夫婦らしくなりますように。
  • ぐっち
    2019/03/24
    今度は舞勝負。雲雀らしい舞になって良かった。主人公たちはもちろんのこと、有宗とか凪雲とかも良いキャラ。ぜひぜひ続きが読みたいです。