天地の狭間のランダム・ウォーカー

発売日 : 2018/12/07
きっとあなたの心を震わせる。世界の謎を解き明かす、珠玉のファンタジー。
深く広い世界を調査するべく派遣された天空国家セントラルの調査官・ヨキとシュカ。
 彼らが今回調査するのは、シュマルカン大陵原と呼ばれる、剣の腕が最も重要視される地。そこには、世界を創世したと言われる剣が存在し――。
 ほか、千年前に書かれた聖典通りの奇跡が起こる湖畔の街の調査。さらには任侠に生きたある男の物語や、今まで詳細が明かされて来なかったシュカが調査官になるきっかけを描いた物語など、全四編を収録。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784049122053

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みんなのレビュー

  • まりも
    2018/12/16
    剣の腕が重要視される地、聖典の奇跡が起きた街、任侠に生きた男の生き様、シュカが調査官になるきっかけの4本を描いたシリーズ第三弾。嗚呼、なんて美しくて切なくて眩しい物語なんだろう。未知なる世界への胸踊るワクワク感、そこで起きるドラマティックな展開。どの短編もとても素敵で心に残ったけど、その中でも一番好きなのは「月夜に架かる橋」。シリーズのラストを飾るに相応しい物語であると同時にこれからも続くであろう2人の旅に想いを馳せるほんとうに素晴らしい内容だった。ここで完結と言わずこれからも続けてほしいな。
  • 真白優樹
    2018/12/10
    剣の腕が重要視される地、聖典の奇跡が実行される地などを訪れる中、ヨキとシュカの昔話が語られる今巻。―――大切なのは、自分の心の叫びのままに。 二人の昔話という過去、そして様々な地を訪ね知る未来の可能性。天地の狭間で昔と今、未来が交わり、彼等が大切なものを受け継ぎ始まり、未来へと繋いでいく、今までの読み味を重ねて最後に花を咲かせる巻である。正に至高、何処か心に染み入る、優しい物語である。 ここで一旦の完結とは残念な限り、いつかまた、彼等の旅がまた始まるように祈る次第である。 うん、最高に面白かった。
  • tomosaku
    2019/03/22
    このシリーズが何故好きかに気づいた。それは風景描写が上手だからだ。世界の様々な地域を渡り歩く調査官の物語は、そこで起きる事件が物語の根っこだが、それが起きている各地域の情景が浮かんでくるので、読者も旅をしている気になれる。今回も、剣に生きる人々が住む山水画のような国。千年前の奇跡と予言が結構いい加減に伝わっている国。渡世人が仁義を切る江戸時代的な国。そして、国土が痩せた国での調査官シュカ誕生の物語。イラストの助けもありつつ、見知らぬ世界を巡る読書の旅を満喫できた。
  • 成瀬雯悟
    2019/04/03
    ネタバレあり
    自分の語彙じゃ、どんな言葉を綴っても、この感動を表現できる自信がない。ということで、2言だけ引用させていただきます。 ありがとう。さようなら。
  • 2019/04/08
    ネタバレあり
    短編4作、クトゥルー神話を構築しそうな人物が混じってる……。個人的に一番は極付千本桜やね。仁義を通す任侠をラノベで見るとは思ってもいなかったよ。『背中を見ているだけで涙が出てくるよ』の後に挿絵という構図はいい味だしてる。生人形に魂が宿るネタはいつか誰かがやるとは思ってた。製法が隠されている部分は外法箱かなと考察。呪物も人の感情の集まりだし、集めれば生人形も感情を持つかな?最後の復活部分は付喪神的でもあるな。SF、神話、歌舞伎、まだまだ引き出しがありそうな作品なのに打切りはもったいない。次回作に期待。