成巌寺せんねん食堂 おいしい料理と食えないお坊さん
発売日 :
2018/10/25
食堂×坊主×恋愛=?
長年勤めた小さな会社を退職した千束。部屋の掃除をすませ、鼻歌を歌いながら料理でも作ろうと考えていたとき、スマホが鳴った。
実家の父から、祖父が倒れたと聞き、慌てて北陸の実家に戻る。そこは名刹・成巌寺の仲見世で、三百年以上続く精進料理屋「せんねん食堂」。
寺と食堂を巡る騒動に巻き込まれた千束は、イケメン僧侶となった幼馴染み、清道&隆道兄弟と再会する――。
人気シリーズ『ちどり亭にようこそ』の十三湊による愉快痛快な新作、登場!
実家の父から、祖父が倒れたと聞き、慌てて北陸の実家に戻る。そこは名刹・成巌寺の仲見世で、三百年以上続く精進料理屋「せんねん食堂」。
寺と食堂を巡る騒動に巻き込まれた千束は、イケメン僧侶となった幼馴染み、清道&隆道兄弟と再会する――。
人気シリーズ『ちどり亭にようこそ』の十三湊による愉快痛快な新作、登場!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784049121124
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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真理そら2023/12/1668カバーの美形のお坊さんたちのどっちが兄でどっちが弟なのかがはっきりしていて良い。真ん中の女性がヒロインの千束。寺院経営の難しさが描かれていて興味深く読了。寺院と檀家でもあり仲見世の経営者でもある商店主の関係や町おこし的な要素といじいじしたイケメンと幼馴染の難儀な恋物語的要素、さらにおいしそうな精進料理の詳細な記述など楽しい要素が多いのでシリーズ化してもよさそうなものなのに…。肉抜きの治部煮がうまそうだ、食べたい。
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カメ吉2019/02/2065ネタバレあり『ちどり亭シリーズ』の後の作品で期待をもって読みました。後味の良い作品でした。主人公の千束と幼馴染みのお寺の次男坊の隆道の関係が不器用だけど心地良い。精進料理の知識や仏教の知識などに加えて仲見世の人情話まで作者の深さを感じた。それにこの作者のかく言葉は軟らかくて温かいし楽しい。 作中のみんなに幸あれと願ってしまいました。
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kei3022023/01/2152カバーイラストからBLの気配が…違う、真ん中に描いてあるのは女子(32歳)。成厳寺とその門前町で精進料理の食堂が実家の千束の話。寺にも経営計画が必要な時代。興味深く読んだ。本筋ではないが、読書メーター的なアプリで読友幼なじみ千束の生活パターンを推定したり、自分が読んだ本を薦めて、薦めた相手を誘導、コントロールする寺の次男 隆道の無意識の恋愛感情(たぶん)にちょっと同情したり、感心したり、素直じゃねえなと呆れたり。食えねえヤツです。
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葵@晴読雨読2021/01/2252これは続きが読みたい1冊。主人公二人の関係もせんねん食堂のこれからも気になる!
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はつばあば2023/01/2246なんなんでしょう、面白いっちゃ面白いが・・。幼馴染が寺の次男坊で、千束はその寺の境内にある仲見世の一つ「せんねん食堂」の長女。彼女は田舎を嫌って東京にいたが・・祖父が倒れたと聞き、取り急ぎ帰ってはみたものの。なんだか寺の次男坊の手のひらの上で転がらされている32才。「いつかティファニーで朝食を」の女性の方が女としての歯切れが良かったかな。言葉は千束の方が悪かったが(^^;。初読みさんだったので表紙の「たったらはじかった」女性とイケメン坊さんとの関係がどんな内容になるかと。まだ途中のようで続きを期待してます
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