アオハル・ポイント
発売日 :
2018/10/25
僕らの絶望を切り裂く希望がここに。衝撃デビューを飾った佐野徹夜の第3作
人には「ポイント」がある。ルックス、学力、コミュ力。あらゆる要素から決まる価値、点数に、誰もが左右されて生きている。人の頭上に浮かぶ数字。そんなポイントが、俺にはなぜか見え続けていた。
例えば、クラスで浮いてる春日唯のポイントは42。かなり低い。空気が読めず、友達もいない。そんな春日のポイントを上げるために、俺は彼女と関わることになり――。
上昇していく春日のポイントと、何も変わらないはずだった俺。これはそんな俺たちの、人生の〈分岐点〉の物語だ。
「どこまでもリアル。登場人物三人をめぐるこの話は、同時に僕たちの物語でもある」イラストを手掛けたloundrawも推薦。憂鬱な世界の片隅、希望と絶望の〈分岐点〉で生きる、等身大の高校生たちを描いた感動の第3作。
例えば、クラスで浮いてる春日唯のポイントは42。かなり低い。空気が読めず、友達もいない。そんな春日のポイントを上げるために、俺は彼女と関わることになり――。
上昇していく春日のポイントと、何も変わらないはずだった俺。これはそんな俺たちの、人生の〈分岐点〉の物語だ。
「どこまでもリアル。登場人物三人をめぐるこの話は、同時に僕たちの物語でもある」イラストを手掛けたloundrawも推薦。憂鬱な世界の片隅、希望と絶望の〈分岐点〉で生きる、等身大の高校生たちを描いた感動の第3作。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784049120370
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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K2019/04/07139題材もいいし、著者が伝えたいであろうことには共感出来るだけに非常に勿体無い。物語を展開する要素が追いついていない感が否めない。頭上にポイントが見えるようになった高校生男子がそれに振り回されながらも波風立てずに青春しようとする話。会話が今一つ要領を得ないし、登場人物が大半おかしい。まともなのは成瀬さんのお姉さんぐらいだったかな。ただ物語の核心として、ポイントの解釈の仕方や人を好きになる理由については読んでいて考えさせられた。私自身の考え方は収まりきらないのでコメント欄で。
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ゴンゾウ@新潮部2019/11/25102ネタバレあり怪我をきっかけに他人の評価ポイントが見えるようになった青木。無意識にポイントに左右される。曽山とのいざこざでそのことをクラスにバラされ、いじめの対象に。途中までは読むのが嫌になったが、春日の純粋な心と憧れの成瀬と本音でぶつかって自分らしさを 取り戻すあたりから良くなった。春日も成瀬も魅力的。青木ずるい。【カドフェス 2019】
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カメ吉2018/12/2393ネタバレありすごく屈折した高校生の恋愛ストーリーに思えた。オジサンには理解不能な感情が多かった。主人公の青木の特殊な能力はデスノートの死神の目の緩い版?みたいでもなく展開に必要かなと感じた。女性陣はいいキャラで成瀬さんも春日さんも悩みながらも応援してしまう。曽山は最低なヤツで実際の高校で蔓延るイジメの首謀者はこんな輩なんやろなって。読んでて反吐が出そうなキャラでした。青木、成瀬さん、春日さんの三角関係の結末は予想通りでしたが個人的には違う方のが良かったなと思いました。
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佐島楓2018/11/0186この小説は、現代人の本音を語りすぎている。ゆえに嫌悪と共感の両方を獲得することになるんだろう。けれど人は昔から、自分が自分であることに折り合いをつけて生きてきたことを思うと、この作品が新たな世代への青春小説であることもまた、認めざるを得ない。
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ダイ@2019.11.2~一時休止2018/11/2275学園もの。人のポイントが見えるって話・・・と思いきや、途中から見えなくなってくるし、結構重い話でした。ちなみにタイトルは青木と春日のポイントって事?
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