天使がくれた時間
発売日 :
2018/09/22
奇跡を起こす天使って、信じる? 感動と生きる力をくれる純愛小説。
静養を理由に、祖父母が住む海辺の田舎町へ移り住んだ新。唯一の日課は、夜の海辺の散歩だけ。父親との確執、諦めた将来の夢、病気の再発。海を眺める時間だけは、この憂鬱な世界を忘れられた。
ある夜の海辺、新はエラという女の子に出会い、惹かれていく。やがて、周囲で次々と不思議な出来事が起きるようになり……エラは、奇跡を起こす本物の“天使”だった。
「忘れないでね」
切なく笑った天使に秘密があることを新は知る。そして、残された時間がわずかなことも――。
ある夜の海辺、新はエラという女の子に出会い、惹かれていく。やがて、周囲で次々と不思議な出来事が起きるようになり……エラは、奇跡を起こす本物の“天使”だった。
「忘れないでね」
切なく笑った天使に秘密があることを新は知る。そして、残された時間がわずかなことも――。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784049121131
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
-
おかだ2018/11/1968おもしろかった。こういう物語を読んで涙出ちゃったら、ああ私の中にもまだまだピュアな部分が残ってる!と安心するよね。静養の為移り住んだ海辺の田舎町で偶然出会った少女は、奇跡を起こす天使…?! というお話だけど、真実が2層3層に包み隠されていてなかなか読ませる構成だった。なんかこう、新海映画のようにうまいこと映像化すればヒットしそう。幸福の王子とか星の銀貨とか好きな人にオススメ。いろんな小説読みすぎて「奇跡~?陳腐陳腐!!」って辛口になってる人も多いと思うけど、たまにはこんな奇跡もいいじゃない!と力説したい。
-
ami*152018/09/2651ネタバレあり表紙がかなり好きだったので思わずジャケ買い(笑)。自分を「天使」だと言うエラと新の出会い。エラは人々の傷を癒すことができる不思議な力があるが、その裏には残酷な事実が隠されていた。天使の運命によってこの世を去ったエラや彼女の母の話がとても儚かったです…。エラとの別れの後の話も印象的で、彼女を象徴するアイテムだったカメラを新が預かる場面はエラがそばに戻ってきてくれた奇跡のように感じました。それなりに良かったけど綺麗な描写にこだわりすぎているようで、少し話がわかりにくいなと感じてしまうような点もありました。
-
Peter Rabbit@ポプちゃん大好きです2022/09/1530《あらすじ・感想》祖父母の家のある海辺の田舎町に移り住んだ新。しかし新は母の遺伝で白血病を患っていた。その為幼い頃夢見た死んでしまった母のような人を助けたいという思いが消え、医者になりたい夢も諦めていた。そんなある日ひとりの女の子エラに出会う。エラは奇跡を起こす天使だったのだ。でもその奇跡に引き換えに起こる悲劇と天使にはもう一つの大きな秘密があったのだったーーーーー。途中まで想像通りだなと思って読み進めていたが最後の大どんでん返しで一気に感動してしまった。読みやすいし素敵な話なのでおすすめです。
-
ひすい ☁︎**2021/05/1228表紙と題名に惹かれ購入☑︎海辺の田舎町へ移り住むことになった「新」は海辺の散歩が日課。海は「新」の悩みを忘れさせてくれる。ある夜に海辺を歩いていると「エラ」という女の子に出会う。その正体はなんと、天使だったー。切ない恋愛ストーリー。奇跡の力を持つ天使だが、その代償は悲しく辛かったです。天使×カメラは新しい発想でこれまで読んだことがなく、設定が面白く良かったです☺︎
-
旱2020/02/1521ネタバレあり再読〜『だってこの世界は僕の想像を超える”奇跡“で溢れているのだから』感動(泣)再読でも涙ぐんだ
powered by
レビューをもっと見る