ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と不思議な客人たち
発売日 :
2018/09/22
驚異のミリオンセラー古書ミステリ 待望の新シリーズスタート!
ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった--。
女店主は少女へ、静かに語り聞かせる。一冊の古書から紐解かれる不思議な客人たちの話を。古い本に詰まっている、絆と秘密の物語を。
人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が今再び開かれる。
女店主は少女へ、静かに語り聞かせる。一冊の古書から紐解かれる不思議な客人たちの話を。古い本に詰まっている、絆と秘密の物語を。
人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が今再び開かれる。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784049120448
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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へくとぱすかる2018/09/289888冊目。スピンオフではなく期待以上だった続編。シリーズに新たな展開を投入したということになるのかな。冒頭から始まる「その後」の紹介に、驚きながらも「よかったねぇ!」と心でつぶやきました。このエピソードをあえてラストにしなかったのが、スピンオフでなく、続編である証拠でしょう。さらに続きの物語は読みたいし、続きを予定しているらしい「あとがき」もうれしい。
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zero12020/04/09913本は人を幸福にするのか。7年後を描いたスピンオフ短編集。二人の間には扉子という娘が。今までの大輔による視点から栞子が娘に語るスタイルに変化。【事件手帖】の意味も登場。作者はこれを描きたかったのだろう。シェイクスピアのファースト・フォリオで敗北した男の息子も出てくる。例の夫婦が再登場するなどシリーズを読んでないと楽しめない内容。内田百閒は出てきて当然だが「からたちの花」は意外。ゲームの話は興味深く読んだものの、あの母親が出てこないなど私には物足りないと感じた。まだ続くようだが何だかんだ言っても読んでしまう。
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カメ吉2018/09/23874思ってたより早く栞子さんや大輔君に再会出来て良かった。結婚して娘の扉子ちゃんも母親ゆずりで。思った通りではない展開でしたがスピンオフとしてシリーズ化してほしい。 登場人物たちの成長と後日譚としてこれからも読みたい。微笑ましい気分でいっぱいです。
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桜父2018/09/28819ネタバレありビブリア古書堂シリーズ外伝。ファーストフォリオ事件より7年後の話。「篠川栞子」と「五浦大輔」は結婚し「篠川扉子」という子供がいる。過去1巻~7巻迄に関わった事件で知り合った人々のその後の後日談が散りばめられています。7年たった今でもお互いの事を敬語で呼び合っているなんて、熱いですね~( ´艸`)。栞子が扉子に語りかける方式がとっても良かったです。坂口夫妻や小菅さん志田さんのその後がとっても気になっていたので、この話を書いてくれた三上先生に感謝です。扉子ちゃんも可愛いですね。
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Yunemo2018/10/21762伝承という語が頭に浮かんだままに。あれから7年後、古書店に係った人達の物語を親の栞子から子の扉子へ伝える物語、と表現していいのでしょう。本の話で知らない者同士が仲良くなれる、本があるとみんなケンカしないで幸せになるんだ、という扉子の想い、大事にしたいとしみじみと。逆に聞かせられない物語も数多く。難しいですね。ところで、人目に晒せないビブリア古書堂の事件手帖、まだまだ奥が深そうで。新刊として何の不思議もなく手に取って、でも表紙、栞子から扉子に替わってることに後から気付いて、成程と。人の繋がりに想いを馳せて。
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