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ファンタジア文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2018/09/2140グレンが学生時代の後輩ロザリーと事件解決に奔走したり、魔術学院体験学習会や学院のストライキと生徒会長・リゼ、グレンがブラックマーケットに参加したり、軍属時代のエピソードなどが綴られた短編集第三弾。魔導探偵ロザリーはコメディ展開にしかならない短編キャラでしたけど、訳あり会長のリゼは今後も出番あるんでしょうかね。こういう展開でこそ存在感がある破天荒な学院の先生たちのダメ人間っぷりには苦笑いでしたが、軍属時代のセラたちとの回想は結末がわかってはいるものの、貴重な過去エピソードとしてまた読んでみたいと思いました。
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まりも2018/09/2439グレンたちの日常を描く短編集第三弾。前々からずっと思ってたけど、短編集になるとグレンのロクデナシ要素が薄まるのは何故なんだろう(笑)本編でもちょっとはこの感じを出せばいいのにと思わなくもないが、そうなるとオンオフの落差が出せなくなるしそれはそれで駄目なのかな。それはさておき、今回遂に語られるセラとグレンの過去の話。これを読むとセラという存在が如何にグレンにとって大きいものなのかがよく分かる。彼女には誰も勝つ事が出来ないんじゃなかろうか。セラの言葉は福音か呪いか。その答えが出る日は近いかもしれない。
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むっきゅー2018/09/2635①ポンコツ後輩キャラのロザリーの手伝いで探偵をする話、②ヤバイ講師陣によるハチャメチャ体験学習会、③生徒会長・リゼの権謀術数と恐るべき正体、④ハーレー先生とのオークション対決、⑤宮廷魔導士時代のセラとのエピソードの5つの短篇。どの話もグレンがカッコいいんだけど、⑤の話は理想を追い求め続けた真っ直ぐなグレンが、今のような性格になるキッカケだったのかも。グレンにとって、セラの存在がすごく大きいのかもな。
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アウル2018/09/2324ネタバレあり短編集第三弾。ドラマガで掲載されていた短編四本と書き下ろし一本の五本立て。ドラマガで掲載されていた4本は基本的にほのぼのとした日常ものでロクでなしではなくいい教師ぷりを楽しめた。けど偶にはロクでなしぷりを発揮してもらいたいw書下ろしの短編はグレンの軍属時代で正義の魔法使いに憧れていたが現実を知り心折れかけてしまう所にセラが支える内容。この話を読むと完全にヒロインがセラの一強過ぎるよな。個人的に思ったのはセラとの出会い、言葉は救いでもあり呪いでもあるよな。
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真白優樹2018/09/2224変態たちが授業したり学生がストライキしたりと大騒ぎの中、グレンの暗黒時代である軍属時代が語られる今巻。―――あの日心に刻まれしは、言祝ぎか呪縛か。 変な奴らが大騒ぎしたりする日常、そしてあの日セラがいた日常。際限なく追い詰められ、自らの夢に押し潰されそうに無軌道に戦っていた彼を受け止め、側にいてくれた彼女。そんな在りし日にしんみりと寂寥の念を抱くと共に、グレンの根底に根付く、彼の根底であり楔に胸が詰まる巻である。彼女の言葉を胸に、今もなお前線へ。彼の心はいつかまた闇に染まるのか。 次巻も須らく期待である。
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