幼女戦記 10 Viribus Unitis

発売日 : 2018/09/29
幼女、転職決意!!
帝国という国家の砂はいずれ尽きる。
遺された時間は、あまりにも少ない。
砂時計の砂が尽きるまでに、人はそれぞれの決断を迫られる。
ある者は、そんなはずがないと運命に目を瞑る。
ある者は、破局を拒絶する道を選ぶ。運命だとしても、大人しく滅ぶ道理があろうか。
活路を求めて彼らはあがく。

そして、ターニャもまた『愛国者』という仮面の裏で誓う。
己は、絶対に沈む船から逃げ出す、と。
「……転職だ。転職活動しないと」

しかして、社会的動物に逃げ道は乏しい。
帝国軍とは必要の奴隷なのだ。
彼らは、手段をえらばない。
  • レーベル: その他単行本
  • 定価: 1100円(本体1000円+税)
  • ISBN: 9784047353268

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

その他単行本の新刊

  • 光が死んだ夏 2(特装版)
    光が死んだ夏 2(特装版)
    大人気コミックノベライズ第2巻! 書き下ろし48P小冊子付き!
    額賀澪 (著者) / モクモク れん (原作・イラスト)
    発売日: 2025/07/04
    その他単行本
    試し読みする
  • 光が死んだ夏 2
    光が死んだ夏 2
    大人気コミックノベライズ第2巻! ヒカルと佳紀、それぞれの選択は……?
    額賀澪 (著者) / モクモク れん (原作・イラスト)
    発売日: 2025/07/04
    その他単行本
    試し読みする
  • 勇者の元仲間夫婦は田舎でのんびり幸せに暮らす
    勇者の元仲間夫婦は田舎でのんびり幸せに暮らす
    戦いの旅を終えた戦士と魔法使いの、悠々自適なスローライフ!
    相野仁 (著者) / nima (イラスト)
    発売日: 2025/07/01
    その他単行本
    試し読みする
  • オークの樹の下 2
    オークの樹の下 2
    誰からも愛されないと思っていた――。コミカライズ未収録のシーン満載!
    Kim Suji (著) / 千景 (イラスト)
    発売日: 2025/06/30
    その他単行本
    試し読みする
  • 海外のエロ動画サイトで俺だけ無修正ダンジョン配信 無双してスパチャNo.1になったら世界中の女性パフォーマーから罵詈雑言がDMで届きました
    海外のエロ動画サイトで俺だけ無修正ダンジョン配信 無双してスパチャNo.1になったら世界中の女性パフォーマーから罵詈雑言がDMで届きました
    無名の最強冒険者、ダンジョン配信界隈に“降臨”即“無双”
    フーツラ (著) / KILLY (画)
    発売日: 2025/06/30
    その他単行本
    試し読みする

みんなのレビュー

  • なっぱaaua
    2018/10/27
    ネタバレあり
    あぁ~。最悪の道を進む帝国。転職をしたくてもそうできないターニャ。物語は東方では戦術的な勝利となり、西方では暗号が筒抜けで勝利には結びつかないまでも、203魔道大隊は圧倒的勝利に。そして将来外交がダメなら不穏な動きに…。ターニャちゃんの転職活動が成就するわけではないが、筆者が言う「帝国の断末魔」の起承転結の起という点でいけば、まだまだ先が読めない。次巻は2019年冬頃だと!「正確さに欠ける」とある筆者の迷い事を信じて早々に発売することを願います(^^)/
  • 鐵太郎
    2023/04/09
    統一暦1927年7月末から9月初めまでの物語。東部戦線、連合王国と東西の戦場に駆り出されるターニャ・フォン・デグレチャフ中佐と第203魔導大隊。どの戦場でもそれなりの勝利を収めるものの、戦局の悪化は止められない。終戦の道筋もできない石頭の政治家ども、と罵るレルゲン大佐は、コンラート参事官という不気味な文官と出会い、瞠目することに。また作戦情報の流出の原因を特定して驚愕するルーデルドルフ中将は、いよいよ一大決心をすることに。さあ次巻で何が起きるのか。 ──しかし一巻まるまるかけて話はこれだけとは。うーん。
  • RASCAL
    2019/02/20
    そろそろ最終巻かなと思って読んだが、次巻に続くとなった。東部戦線ではターニャとセレブリャーコフ中尉が二人で、西部戦線ではターニャ率いる203魔導航空大隊がそれなりの活躍をするも局地的な健闘に留まり、戦局は変わらない。副題のラテン語は「皆で協力して」みたいな意味らしい。外務省にも開明派の若手が現れ、軍と協調した戦争終結への動きも始まったが、時すでに遅しか。予備計画って、てっきりクーデター的なことかと思っていたら、違うのかな?それにしても、引っ張るなー。
  • つっちー
    2018/10/20
    ネタバレあり
    ついにターニャさんが転職を決意した! まあ確かに、上層部があまりにも現場と乖離していれば、現場から逃げ出すに限る。 ターニャさん自身の自己評価が低めなので、本人は悩むことになりそうですが... ただ亡命するにもロリヤ氏の存在が不気味ですね。 ターニャさんの決意に部下たちはついてくるでしょうか。はたまた、単独での転職か気になります。 まあ帝国内部もかなり、きな臭くなってきましたし、まだまだターニャさんは、苦労しそうですね。
  • SIN EIM
    2025/03/20
    【主人公無双、母国敗色濃厚】常勝で不敗の主人公。それなのに、母国は疲弊する一方。ローマ帝国やフランク王国以降、ヨーロッパで統一王朝が産まれなかった理由がなんとなく分かる。陸続きなので侵入し放題だし、海からも敵が来る。攻めるときは陸路も海路も確保しないといけない。そのうえ、今作では空からも来る。強大すぎる敵は同盟を組んでフルボッコ。初期は空戦無双だった帝国だが、ほかの国も同じことを始める。勝ったところで、人も物も足りない。甘口なウォーゲームとは一味も二味も違う。そのうえ、なんだか参謀にも不穏な気配が