龍は桃下に比翼を請う 華陽国後宮史
発売日 :
2018/11/01
誰しも焦がれるのは運命の片翼――烈々たる中華後宮物語・開幕!
ただ、もう一度会いたかった――華陽国大将軍の娘・凛瑛は、父の命で後宮の妃選抜試験に潜入する。襲撃による譲位後、不穏な後宮で皇帝・宗熙の護衛をするために。凛瑛にとって宗熙は、密かに慕うかつての師兄。だが、ようやく会えた彼に昔の面影はなく「いますぐ帰れ」と突き放されてしまう。それでも彼を守りたいと後宮に残るが、試験中次々事件が起こり、やがて凛瑛自身も狙われて……!? 烈々たる中華後宮物語・開幕!
- レーベル: 角川ビーンズ文庫
- 定価: 638円(本体580円+税)
- ISBN: 9784041073384
角川ビーンズ文庫の新刊
みんなのレビュー
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あっか2019/10/2167武闘家ヒロインが芯も信念もありカッコ良く、でも好きな皇帝への想いも可愛く好きなタイプでした!「比翼」の意味が分かると同時に、ん?これはどっち(某双子のことなのか、歴史上喩えられてきた比翼なのか)の比翼?とドキドキしましたが、スッキリ嬉しく綺麗にまとまった終わり方なので良かったです^^適度に甘さもあり。最後ヒーローの独白で色々分かったのは良かったけど、もうちょっと安心できる決定的な言葉が欲しかった!笑 もっと上下巻とかでじっくり楽しみたかった雰囲気です。発売からもう1年、続刊はないのかなあ…泣
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でんか2019/02/1125ネタバレありふつうなかんじ。幼なじみなふたり、ヒーロー兄が禅譲し、後宮への選抜試験に加わるヒロイン。ヒーローと昔と違う立場で再会、てなイントロ。両片思いもの。しかし前回の選抜試験時の真相などが明かされぬままなので続編があるのかな?そんな感じで二人の仲ももうちょい進展して~ってとこで終わった印象。脳筋ヒロイン好きなので、たいへんこのヒロインさんは好きだ。ヒーローを背に護り、かかってくる候補者さんたちをばっさばっさ倒していったりとか、萌えるシチュエーション。最後に入ってるヒーロー視点もこれまたによによしましたよ。
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黒ごま2018/11/0416ネタバレあり武の名門に育ち武官をめざすヒロインとかつての兄弟子で今は皇帝となったヒーロー。後宮での皇帝の警護に妃候補として潜入するが、という中華風ロマンス。あれロマンスだったかな?きょうだいのように育った人、伝えていない淡い初恋、みたいなふわっとした感じ。百人からの妃候補が集まって殺伐としてる中、ヒーローがヒロインを大事に思ってるのはバレバレなんだけど、偉くなると逆に不自由なんだなという。幼馴染みが遠くなっちゃうみたいな話は大好物だし美しい場面も多く楽しめた。
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アマノサカホコ2021/06/139ネタバレありKU読み放題。双子の兄が大怪我(嘘)をして譲位をし急遽皇帝となったヒーロー。幼い頃から一緒に育った2人が後宮内の事件で関係が変わっていく。ヒーローが後宮入りを願うが...。ヒロインの事が好きなのはわかるがヒーロー視点は事件解決後の過去形で語られているため物足りなかった。元皇帝の双子の兄の方が腹黒で面白そう。大切な人を守るため周りを納得させて譲位するなんて気になる。兄の妃が歩けなくなったって事は毒でも盛られたのかな!?その割には今回は試験レベルで大きい陰謀ってなかったなぁ。★★★
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紅羽2019/04/147中華後宮モノ。幼馴染みで互いを想い合いながらも、中々伝える事が出来ないヒロインと皇帝。そんなヒロインが父親に推され、後宮の妃選抜試験へ潜入する事になり…と、安定感のある王道ストーリーは読みやすく楽しめましたが、今や後宮モノが乱立する中、これはっ!という設定や大きな山場があるわけでもないので少し印象が薄めに感じました。
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