銭の力で、戦国の世を駆け抜ける。 6

発売日 : 2018/07/25
信長の願い虚しく、織田と津田、決別の時を迎える
織田信長が世を去り、その嫡男信忠が跡を継ぐことで歴史は再び紡がれていく。
葬儀後、信長の遺書を通じ、神社仏閣の増改築事業を信忠の手柄とすべく、光輝は淡々とその使命を全うしていく。
どうしても手の回らないところは、個人的な嫌悪を度外視して細川幽斎に協力を仰ぐ光輝。
だが、当の幽斎の光輝嫌いはどうにもならない域に達しており、仕事はするものの一人悪態をつき続けるのであった。
そして思いもよらぬ信忠の急死、さらには織田幕府と津田家との関係に決定的な溝が生まれるや、光輝の落胆と幽斎の憎悪は戦へと姿を変え、両者を決戦の地、関ヶ原へと誘うのであった。
  • レーベル: MFブックス
  • 定価: 1320円(本体1200円+税)
  • ISBN: 9784040699592

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

MFブックスの新刊

  • 永年雇用は可能でしょうか 無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ 6
    永年雇用は可能でしょうか 無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ 6
    『子供を攫う魔女の森』へ調査に!? 同居ファンタジー、波乱の第6弾!
    yokuu (著者) / 烏羽雨 (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    MFブックス
    試し読みする
  • かくして少年は迷宮を駆ける 4 竜呑の都市と天陽の獣騎士
    かくして少年は迷宮を駆ける 4 竜呑の都市と天陽の獣騎士
    強がり女騎士と竜に呑まれた都市を救え! 王道×本格ファンタジー第4巻!
    あかのまに (著者) / 深遊 (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    MFブックス
    試し読みする
  • さよなら、英雄になった旦那様~ただ祈るだけの役立たずな妻のはずでしたが・・・・・・~ 2
    さよなら、英雄になった旦那様~ただ祈るだけの役立たずな妻のはずでしたが・・・・・・~ 2
    すべての想いをこの祈りに込めて――いま、王都決戦のとき
    遠雷 (著者) / とき間 (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    MFブックス
    試し読みする
  • 収納無双 勇者にチュートリアルで倒される悪役デブモブに転生したオレ、元の体のポテンシャルとゲーム知識で無双する 2
    収納無双 勇者にチュートリアルで倒される悪役デブモブに転生したオレ、元の体のポテンシャルとゲーム知識で無双する 2
    全てはアリスとの幸せな生活を守るため!
    くーねるでぶる(戒め) (著者) / ぺんぐぅ (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    MFブックス
    試し読みする
  • ダンジョンは努力しか勝たん チートを失ったが全肯定幼馴染とスキルを磨いて暮らしていく 1
    ダンジョンは努力しか勝たん チートを失ったが全肯定幼馴染とスキルを磨いて暮らしていく 1
    バカにされながら続けた努力が、この世界では報われる。
    レオナールD (著者) / AKiEDA (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    MFブックス
    試し読みする

みんなのレビュー

  • 岡本
    2024/07/13
    Kindle。信忠亡き後、細川幽斎によって傀儡化された織田家は遂に津田家に手を出してしまう。関ヶ原での1年を超える長陣で幽斎は津田家が干上がると思いきや、タイトル回収のインチキでむしろ織田家が干上がってしまう。追い詰められた織田家は35万の大軍で堅牢な防御陣地を築いた津田家17万に決戦を挑む。分かりきった勝敗はともかく顛末や如何に。
  • こも 旧柏バカ一代
    2019/10/12
    織田信長が亡くなって、信長の遺言で神社仏閣の増築事業を津田家にやらせて信忠に従うというスタンスを取っていたが、2代目の信忠も心労と過労による急性心不全で急死し。その次の子供が3代目になったが細川幽斎の傀儡になってしまう。そして、津田家が大嫌いな細川幽斎の意図を多分に含んで、津田家が反乱を平定した領地を巡って何の報酬も与えずに領地を寄越せと言って来た。しかも傀儡の3代目は自身が津田家への敬意も無く搾取する気満々。それをキッカケに津田家は織田家と争い内乱へと突入。関ヶ原での決戦前夜で終了。
  • 美周郎
    2020/11/07
    史実の有名な合戦の桶狭間と関ヶ原は両方とも一日かからず決着したが、この作品では津田の戦になった関ヶ原はじっくり時間をかけた開戦前の謀略戦が見せ場。今までも古いタイプの武将がバタバタ倒されていたが、そこに滅びの美学的なものを特に見せない作者さんの非情さが良い。
  • Abercrombie
    2019/04/29
    細川幽斎が専横を極める織田幕府と遂に袂を分かった主人公。一気に叩き潰すのかと思ったら、関ヶ原で睨み合いしつつ、制海権を奪い、経済戦争をしかけ、と搦め手の攻撃に終始。柴田勝家はようやく戦死してくれたが、ちと盛り上がらない巻だった。最終巻である7巻はすでに読んでしまっているのだが…。
  • 菊地
    2018/08/27
    織田信長の危機察知能力の高さとバランス感覚の良さが死後分かることによって、故人の偉大さが分かる。反津田軍はさすがに相手が悪すぎる。