銀月の夜、さよならを言う
発売日 :
2018/06/30
さよならを七年後の君へ……。 ぼくとわたしが巡り会う純愛物語。
交通事故に遭うところを「高木茜」と名乗る女性に助けられた水原透流は、お礼をするため彼女を食事に誘う。そして意気投合した二人は、交際を重ね親密な関係を築いていくのだが、同時に透流は茜が時折覗かせる物憂げな表情に不安を覚えはじめる。透流はその気持ちを払拭しようと茜との愛を育もうとするが……。茜には透流が想像もできない大きな秘密が隠されていた――。運命に翻弄される二人のあまりに愛おしく、あまりに切ない至極の純愛小説。
- レーベル: ファミ通文庫
- 定価: 726円(本体660円+税)
- ISBN: 9784047352001
ファミ通文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2018/06/2831交通事故に遭うところを「高木茜」と名乗る女性に助けられた水原透流。七年前に思いを伝えられないまま亡くなった女の子とよく似た茜に、どうしようもないほど惹かれてゆく青春小説。意気投合し交際を積み重ねていきながらも、相変わらず謎の多い茜相手に距離を詰めきれない透流。そして少しずつ明らかになってゆく茜の複雑な想いとその真実。幼さゆえのほんの少しのすれ違いから変わってしまった世界と、気づいていなかった過去の思いがあって。停滞していた二人がこの出会いで新たな一歩を踏み出すその結末は切なくもぐっと来るものがありました。
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た〜2018/07/2315悪くはないけれど、最初の段階で仕掛けが分かってしまって、あとは予定調和かな。いささか期待しすぎたかな。
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アウル2018/07/0615ネタバレあり交通事故に遭いそうだった透流は「高木茜」という女性に助けられ一命を取り留めた。お礼をすべく彼女を食事に誘ったりするうちに親密な関係になっていくのだが、徹流は過去になくなった少女の面影を見るようになり、彼女から語られる真実とは・・・な内容。過去の面影を茜に見ながら地道に距離を詰めていこうとする透流、謎多き女性の茜のやり取りがなんとももどかしくやっとこさ通じあったと思ったら切ない終わりとか。最後の締めで過去を断ち切り前を向いて歩いている姿で終わっていて良かったな。
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Mu@仔羊堂2019/04/2614並行世界的ファンタジー設定による、亡くなった好きだった人との恋物語。 その設定は好きなんだけど、うーん、どうも個人的にはしっくりこなかった。 なんというか、主人公の思考の持って行き方や行動に、いろいろ引っかかって、物語の中にうまく入り込めなかったかな。 なので、クライマックスもどうも上滑りしているような印象で、感動まではいかなかった。 設定は良いだけに、ちょっと残念な印象だ。
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chi.2018/09/0111大学生の水原透流は交通事故に遭うところを「高木茜」と名乗る女性に助けられる。透流の大切な人に似ている茜と次第に親密になっていくが、茜には隠していることがあった。不思議な現象が起こる銀月の夜、その秘密が明かされる。
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