君と僕との世界再変

発売日 : 2018/07/01
人の価値が数値化された世界で、無価値な少年が世界の命運を握る――!?
2184年。人の価値は人間性で数値化され、それが通貨に
もなり、働かずとも衣食住が保障された楽園――通称《庭国》。
 たった一人、数値が《0》の少年・アオは、外敵から国を守
ることで生計を立て、ただ生きるためだけの毎日を送っていた。
 その任務中、負傷した少女を手助けしたことでアオの日常は
激変する――。起こりえないはずのテロ、それを皮切りに庭国
の崩壊が始まると告げる少女。「あたしは崩壊を止める為に、
今から20年後の未来から来たの。あんたも協力しなさい」
 荒廃未来の孤独な少女と楽園世界の無価値な少年、時空の十
字路で二人の異端者が出逢う時――世界は、再変される!

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みんなのレビュー

  • まりも
    2018/07/03
    人の価値は人間性で数値化され、それが通貨となる世界になった2184年。その時代に孤独な少女と無価値な少年が出会い始まる物語ここに開幕。数値という絶対的な存在に支配されたディストピアな世界観。このしっかりと練り込まれた設定と、本格的かつ硬派なSF要素。どれもが自分のストライクゾーンど真ん中で、この物語の世界にドップリとハマってしまった。SFは読みにくくて苦手という人でも気軽に読める読み易さと、しっかりとした世界観。その二つのバランスが丁度良い。是非ともこの物語の結末を最後まで見届けたい。そう思える1冊でした
  • よっち
    2018/06/30
    人の価値が数値化された2184年のディストピア的な世界。働かずとも衣食住が保障された「庭国」で私掠官として働く数値が0の少年・アオが、負傷していた謎の少女・モアと出会い日常が激変していく近未来SF。数値化された価値が全ての世界で特殊な立ち位置にいるアオと、庭国崩壊阻止のために20年後の未来からやってきたモア。二人が出会い共闘することで加速していく展開の中、始まってしまう庭国崩壊とその鍵を握るアオの秘密。自称恋人のレイを加えた三角関係もあったりで、ここからどうなるのか楽しみな続巻に期待の新シリーズですね。
  • アウル
    2018/06/30
    ネタバレあり
    2184年。人の価値が数値化され、それが多さが人の価値を決める《庭国》で只一人数値が0の少年アオが任務の途中に謎の少女を助けた事により話は動き出す。すごく丁寧に書かれている印象を受けた。中盤からの謎が徐々に明かされていくところから面白くなってきたな。果たして2人は庭国の崩壊を防ぐことが出来るのであろうか?
  • 真白優樹
    2018/07/03
    人間性が価値となる近未来のある国で価値を持たぬ少年が、謎の少女に出会い始まる物語。―――過去と未来の交差、その先は破滅か救済か。AIにより管理される一種の暗黒郷とも言える端々が腐った世界。そんなどこか退廃の匂いのする風が吹く舞台で、過去と未来が交差するこの物語。専門用語も交えた、どこか現実感がある舞台が秀逸でありその舞台で踊る人物達も魅力的な人物が揃っており、面白くなる力を確かに秘めた、続きが楽しみになる物語である。始まる終末の中、既に変わり始めた未来はどう進むのか。 期待を込めて、次巻も楽しみである。
  • レーン
    2018/07/02
    ネタバレあり
    構成がよく練られている。プロローグで出てきた人間性の数値化という設定がラストのバトルでも生かされていたし攻略法も脱出方法も敵にやられたことをそっくりそのまま返していて気持ちがいい。 アオとモアの設定も対比になっていて物語として意味のあるものでいい。 キャラはモアが可愛かった。ちっぱいはいいぞ!お見事!