化け猫さまと恋の花道
発売日 :
2018/04/01
暴れん坊な化け猫×お人好しの商人+子猫の、もふもふ和風ファンタジー!
豪商・御池家の三男ながら、出自ゆえに下働きに励む弥紘の家に、黒い仔猫が迷い込んでくる。「おこげ」と名付け家に招いた弥紘だったが、夜になると突然化け猫が「その妖獣をよこせ!」と襲ってきた。どうやらおこげは異界から逃げてきた妖獣で、それを物の怪たちが狙っているのだという。しかし弥紘が名を付けたことでおこげを奪えなくなった化け猫の九曜は、用心棒として居候をすることに。けれど困るのは、妖力が足りないといって、弥紘の精液を強引に奪おうとすることで…!?
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784041068205
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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せ〜ちゃん2023/05/0723ネタバレあり★★★★ 鴇六連さんの未読作品を読み放題で♪継母に冷遇され続ける寂しい暮らしの中で、猫達にその寂しさを癒されながら生きてきた弥紘。巷で起こる商人一家の惨殺事件と、弥紘の前に出て来た異界の化け猫達がどのような関係があるのか。巨大な化け猫:九曜と仔猫のおこげの関係もしばらくは分からず、終盤になるに連れて明かされていくので一気読み♪ 寂しかった弥紘の人生は一転、これから九曜とおこげとの旅が始まる模様。おこげと親友・おいなりとの別れは何故かちょっとウルッとした♪しかし…弥紘と九曜に愛が生まれたのはいつなんだろう?
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きょん2018/04/1722受ともどもおこげちゃんの可愛らしさに癒されてて、いつ攻めと両想いになったのかが若干分かり難かった。あと40か所も集めなければいけないって事は、シリーズ化?
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nono2018/11/0915ネタバレありBL。大正時代の横濱を舞台に、豪商の三男ながら下働きに励む弥紘の元に、迷い混んできた一匹の黒猫から始まる猫づくし浪漫、というか化け猫物語^^頑張り屋の弥紘と子猫の交流には心暖まるものの、事の真相はかなり後半迄明らかにならないので傲慢な九曜への反感しか無い^^非道な継母の仕打ちや、化け猫騒動、九曜の過去等盛り沢山な内容に紛れて、いったい何時の間に恋になったのか^^展開が見えなくて、さらりと軽めに読了。
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りんりん2018/04/1115ネタバレあり作者で購入。面白かった。呪いをかけられた攻と継母に虐げられる受。暗くなりがちな設定だが、破天荒で豪気な攻の性格と健気で前向きな受であるために読み進めるのは楽。そして妖獣の「おこげ」は可愛すぎる。庭に集まる猫たちも可愛い。シリーズ化希望。次巻期待。
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ユキモリ2018/04/1813ネタバレあり明治から大正のノスタルジックな横濱が舞台。化け猫になる呪いをかけられた異界の将軍九曜と、庭に集まる猫たちが心の支えの不遇な青年弥紘の物語。義母の弥紘への仕打ちが酷いので心が痛くなったけれど、庭に迷い込んできた黒猫(子供姿にもなる)おこげの可愛さが大きな救いになった。恋愛的にはやや物足りなくても弥紘が幸せになるならもうそれだけでいいわ。内容に「どろろ」風味があるので巻末にあるような世界を巡るシリーズになるのかな。
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