異世界薬局 6

発売日 : 2018/03/24
ファルマ不在の帝都に悪霊の魔の手が忍び寄る――
サン・フルーヴ帝国医薬大学校の教授となったファルマはすっかり大学に馴染み、そして加速度的に日々の多忙さは増えていった。
そんな折、ファルマは大神殿による自身への度重なる干渉に決着をつけるべく、女帝エリザベート二世たちと共に神聖国へ向かう。
そこでファルマは、この“異世界”に隠された真実のひとかけらを、そして神聖国の大神官が辿る呪われた運命を知ることになるのだった。
時を同じくして、ファルマが不在となったサン・フルーヴ帝都にも異変が起き始めていた。それまでほとんど帝都に姿を現すことのなかった悪霊が、突如として大量に発生したのだ。
悪霊に立ち向かうエレンは、ある一つの仮説に思い至り戦慄する。この未曽有の大惨事は、ファルマの力の“揺り戻し”ではないか、と――。
  • レーベル: MFブックス
  • 定価: 1320円(本体1200円+税)
  • ISBN: 9784040698069

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みんなのレビュー

  • 南北
    2025/04/05
    前半は短編的なお話が続くが、後半ではファルマは女帝に同行して、神聖国に向かう。神聖国のトップである大神官が亡くなることで悪霊が帝国だけでなく、各地に出現するようになり、異世界ものらしくなってきた。悪霊を封じるには身体に融解陣を持つ人物が必要になるが、その融解陣が女帝の背中に出てくる。ファルマはその融解陣を感染症ではないかと考えるが、治療方針が定まらないまま次巻に続く。悪霊退散のための霊薬作りなどが語られる一方でwifiが使える環境が出てきたりするところはツッコミどころがあっておもしろく読むことができた。
  • ハーレクイン@低浮上
    2020/03/16
    ネタバレあり
    今回はほぼ完全に異世界要素only!メインである神聖国への交渉は鎹の歯車によるピウスの死亡によってファルマの提案が飲まれることになるが、鎹の歯車が開いてしまったことによる影響によりファルマが死にそうになってしまう…そこを農神だった少女が救った。これによる影響か、大神官不在の影響か、各地神殿が機能不全に…これにより帝都が悪霊の巣窟に⁉更に女帝の背中に融解陣が…ファルマは感染症と踏んでいるが一体どうなってしまうのか!ドキドキがたまらない1巻だった!禁忌系統の秘薬も登場してとても次巻が楽しみ♪
  • tomo58
    2024/08/31
    ネタバレあり
    この巻は、異世界という名前が納得できる内容の展開。きな臭い神聖国にファルマが行く事で、物語が大きく展開。神聖国の大神官ピウスの宿命が(対立関係にあるとはいえ)悲しい。崩壊を防ぐために世界をつなげる鎹と歯車に飲み込まれる事を覚悟の上での行動。ファルマも危うく飲み込まれかけるが、周囲の協力で何とか危機を脱する。同行したエリザベート二世に宿命が引き継がれるが、どうなるのか心配。大神官を失った影響は大きく、悪霊が帝都でも跋扈し始める。それを防ぐため、パッレとエレンが協力して霊薬を生成。だが、まだ解決には至らない。
  • nishiyan
    2022/07/29
    帝国医薬大学校の教授業も順調に動き出し、薬局も含めて多忙を極めるファルマ。これまでの干渉に決着をつけるため、エリザベート二世とともに神聖国へと赴く本巻。医療パートはおたふく風邪や献血ルームの開設といったところ。優秀な兄を見て進路を悩むブランシュが一つの結論に達したのは面白かった。ファルマ関連では神聖国での出来事が世界そのものを危うくする展開にはハラハラした。時を同じくして帝国でもあふれ出した悪霊たち。ファルマ不在の中でパッレ、エレンの活躍は頼もしく、その代償がどうなるのか気になるところ。次巻が楽しみ。
  • 空猫
    2018/12/21
    前半ののんびりシーンと後半の落差がすごい。『スレイヤーズ』や『フルメタル・パニック』のように本編とコメディ短編を分けた方がいいかも。それはさておき。何なんでしょう,この世界。中世に神術を足しただけでもなさそうです。もともと神術があるのに科学法則は変化なしというのも無理がありますが。悪霊との戦いは悪霊とは何かの説明が少なすぎてその強みが実感できないため,個人的には微妙です。対処困難な悪霊への恐怖は,治療法のない伝染病に人々が抱いていた感情と似ているようで,それにしては実体的でありすぎるように感じます。