春は冬の夢を見る
発売日 :
2018/01/30
今夜――明日、彼女と出会う夢を見る。 夢が導く二人の恋物語、登場。
春先孝太郎は一日先を夢で体験できる能力を持っている。夢の中で一度経験することで、現実の彼は何が起こっても完璧に対処できるようになっていた。予知夢によって危機を回避しながら生きてきた彼はある日、同級生の冬芽木実につきまとわれる夢を見る。孝太郎は木実を避けるべく行動するも、それが彼女には通用せず、二人の距離は否が応にも縮まっていく。だがある夜を境に孝太郎は自分達が事故に巻き込まれる夢を見るようになり――!?
- レーベル: ファミ通文庫
- 定価: 726円(本体660円+税)
- ISBN: 9784047349612
ファミ通文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2018/01/2633一日先を夢で体験できる能力を持ち、危機を回避しながら一人で生きてきた春先孝太郎。そんな彼が同級生・冬芽木実につきまとわれるようになり、回避できない彼女との距離がどんんどん縮まってゆく青春小説。頑なだった孝太郎の傍にいるのが当たり前になっていった木実と共有された秘密。それから不穏な状況に巻き込まれてゆく二人と明らかになってゆく過去の因縁、見えてくる悪意。大切な人と共にあるため、過去の呪縛を解消するために決然と立ち向かう姿はカッコ良かったのに、肝心なところでどこか締まらない二人の関係がとても素敵な物語でした。
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アウル2018/02/0413ネタバレあり夢で翌日の体験をし、他人と関わらないように暮らしていた少年が何故か避けることのできない少女と出会い、距離を縮めていく青春モノ。中盤ぐらいまでは楽しく読めていたんだけども終盤で何でか妙な方向へ舵を切ってしまいなんだか締まらない感じになってしまった印象。最初から最後まで青春モノで突っ走っていたら良かったのにと思ってしまう惜しい作品だった。
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かわゆきか2018/02/1912SFな青春ミステリと思ったら、終盤に異能バトルみたいになってしもた。どちらも嫌いではないけど、どっちかで良かったかな。面白かったんだけどなぁって感じ。
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ツバサ2018/01/3010毒にも薬にもならないようなお話。
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HANA2018/04/028夢と現実で1日を2回繰り返す主人公の話。高木さんっぽい話が続くのかと思ったら話が大きくなっていって最終的には若干ミステリっぽいような話へ。雰囲気は面白かったけれどちょっと盛りすぎ感があったかも。
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