カネは敗者のまわりもの

発売日 : 2018/01/20
全てを買えるカネがある。それでも買えない望みがある。
あらゆる奇跡を買えるカネ「魔石通貨」。それを巡り戦う失井敗斗は、ある日勝ち取った資産に含まれていた少女メリアの持ち主となる。しかし彼女が秘めた価値は、果てなき争奪戦へ二人を導くほどに規格外のもので!?

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みんなのレビュー

  • まりも
    2018/01/21
    これは圧倒的弱者の少年が、1人の少女を救う為に圧倒的強者に挑む物語である。人の命も価値も、全てをカネで買うことが出来る。そんな残酷な世界の標的となってしまった少女。それを救うは敗北を宿命づけられた少年。これは確かに邪道極まる王道作品ですね。キャラの背景こそ不足しているけど、そんな欠点を補って余りある面白さがこの作品にはあ。それこそがカネというわかりやすい要素を使った緊迫感のある頭脳戦と、圧倒的強者に弱者が打ち勝つあの爽快感でしょう。これに古き良き王道の面白さが加わるんだから、そりゃ大賞を受賞する訳だ。
  • アウル
    2018/01/25
    ネタバレあり
    これはなかなか面白かった。あらゆるものを買うことの出来るお金「魔石通貨」を巡り争奪戦をしていた主人公の敗斗は謎の少女メアリの所有者となり陰謀に巻き込まれていくが・・・な話。上手い事相手の裏を突きながら相手と渡り合う主人公の頭脳戦が面白い。そして最終決戦でそもそものシステムに喧嘩を売り覆す爽快感といったらたまんない。個人的に難があるとすれば、少々説明が少ないかな~と思ったり。
  • むっきゅー
    2018/01/23
    ネタバレあり
    本作は、リアルな経済バトルものではなく、異能バトルものと考えた方が良さそうです。この世界の経済システムを真面目に考察しながら読むと、辻褄のあわないところが多く気になってしまい、ストーリーに入って行けませんでした...。ただ、異能バトルものとして割り切って読み直してみると、キャラもユニークだし面白いと思います。メリアかわいいし、百合もクズかわいい。最後の見せ場もチートっぽくて熱い展開でした。
  • 真白優樹
    2018/01/21
    ―――全てを買える金で買えぬもの、それは誰もが持ち合わせる物。あらゆる奇跡を叶える謎の通貨、そんなものに全てを捧げ、稼ぎ続ける事を選ばされた奴隷達。そんなどうしようもない奴等が、それでも譲れぬ物の為にぶつかり合うこの物語。それぞれに譲れぬ物がある中、少年は渡したくないものを守り抜く、そんな単純だけど大切なものの為、魔王になる。そんな彼の熱さが薄氷の上を疾走するが如き、窮地の連続の頭脳戦の熱と一つとなり、比類なき熱を手にしている。 この熱さ、是非とも多数の人に伝播してほしい。 次巻も須らく期待である。
  • たこやき
    2018/02/27
    「金をめぐる物語」とはあるが、途中までは、言葉こそ出てくるが、ただの異能バトルモノ。ところが、中盤、実は……というのがあらわになり、メアリ奪還戦になってからの策略などは面白かった。読み終わって、「金を巡る」というの事には納得した。……ただ、読んでいてどうにも気になったのが、設定が後付けっぽく感じられること。つまり、最初から「こういう設定があるんだ」として、それをどうするのか? じゃなくて、何かした時には「これはこういう設定だから」と説明されるから。ちょっと後出しじゃんけんをされた感じがしたのも確か。