没落ピアノ先生。 レッスンするのは大変です

発売日 : 2018/01/15
「もっと音楽に興味を持ってくれ!」元天才ピアニストのレッスン奮闘記!
先生、没落した天才。
生徒、みんな問題児。

ピアノ教室から聞こえてくるのは、今日も笑いと先生のわめき声――?


天才と評されるも、家庭の事情でピアニストの道を断念した敬。
とりあえず食うためにピアノ教室を開くことに。しかし……。
初めての生徒は虫かご片手に裏庭に一目散、飽きればアニメに夢中の双子の小学生だった。
その後も芸人志望の女の子に引きこもりの中学生と、なぜか集まるのは音楽に興味のない子供ばかり。
教室にすら入らない生徒に、敬は起死回生のレッスンを考えるが――? 
時に優しく、時に激しく、天才ピアニストの腕が鳴る! 
世間の荒波(=子供)にもまれながら贈るお仕事騒動記、オープン!!
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 660円(本体600円+税)
  • ISBN: 9784040725857

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みんなのレビュー

  • 佐島楓
    2018/01/28
    ネタバレあり
    うーん、もうひとつガツンと何かあればもっと面白くなりそう。
  • 瀧ながれ
    2019/04/16
    ピアノを弾く人、である主人公が、それ以外のすべてができなくて困ったさんなのに、おっとりとしながらも一本筋が通った性格のためか、憎めない、いやむしろこの生活無能力さに愛嬌がある。ピアノ教室を開き、厄介な生徒たちになんとかしてピアノを好きになってもらおうと、いろんな工夫をする真面目さもいい。ピアノ曲の描写も心地よく、それぞれの人による個性がきちんと伝わる。主人公が弾くベートーベンが聴きたいのはもちろんだけど、ラストで奏でられた、天から金色の花が降るようなメンデルスゾーンの「春の歌」に、とても心がふるえました。
  • フキノトウ
    2018/03/27
    父が亡くなり、師匠も亡くなりピアノの先生を始めることになった敬。生活力の無さ、ピアノ以外には鈍感で拘らないゆるい性格なのが読みやすかった。やんちゃな双子の兄弟の話も良かったけれど、お笑い芸人を目指す女の子のお話が好きでした。続編あればいいな。
  • 2018/05/03
    何となく手にした作品、初読みの作家さん。さくさくと♪鈍感力の高さにはクスっ、なのに素敵な先生です。世界一の弟子数に至るお話しが読めるのかなぁ?生活費が心配だ(^^;
  • よっしー
    2023/01/01
    タイトルが気になって手に取りました。ピアニストとしての道が周囲の環境によって絶たれ、ピアノ教室を始めるも、生徒は来ず、そもそもの生活能力すら無かった。ピアノの腕を考えたら、問題児ばかりの生徒は切り捨てても良い筈ですが、きちんと一人ひとりに向き合い、ピアノの楽しさを伝えていく。本当にピアノが好きでそれを他の人にも知って貰いたいからこそ、出来るのでしょうね。やや読みにくいと感じる部分もありましたが、良いお話でした。