勇者、辞めます~次の職場は魔王城~

発売日 : 2017/12/10
再就職先は全滅寸前の魔王軍!? 引退勇者が知識を活かして軍隊再興!
世界を救った勇者・レオは、人々から恐れられ無職となった。彼が行き着いた就職先は― ―没落寸前の魔王軍!  身分をひた隠し、新たな職場で(元)勇者が奮闘する、ボロボロ魔王軍立て直しファンタジー!
  • レーベル: カドカワBOOKS
  • 定価: 1320円(本体1200円+税)
  • ISBN: 9784040725406

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みんなのレビュー

  • でんか
    2018/04/27
    勇者が魔王城に就職する話。WEB版未読。ハーレム要素有(あまりこの手のラノベを読まないのですが、主人公周りに女のひとがいっぱいってのは基本のお約束というか、必ずついてくる設定なのかも?)。びっくりするぐらい魔王城の皆さんの実務処理能力のレベルが低い。まったく門外漢の私でもわかるぐらいなので。そんな感じでわちゃわちゃやっててうまくいかなーい、って言ってる所に主人公がやってきて上から目線でアレコレ指図する話、かなあ。この巻で挫折したので続刊は読んでません。
  • りんりん
    2018/10/27
    ネタバレあり
    粗筋で購入。面白かった。人間世界を魔族の侵攻から一人で救った勇者は、その強さから人々に恐れられ居場所を失ってしまう。そんな彼が辿り着いた先が魔王軍。魔王軍に就職しようと仮採用の中、魔王軍の職務改革を進めるのであった。そんな作中、なぜ魔王軍を選んだのか?と問われて、少しずつ答えが変わる。そして物語後半から勇者の誕生時の絶対命令が明かされ勇者の苦悩が表面化する。設定も展開も面白かった。バランスが良すぎて読後も満足したので、続編に手を出すか思案のしどころ。
  • シャル
    2017/12/10
    Web版を読んでいるので形としては再読。 #カクヨムコン2 最強の元勇者レオが世界を救った後選んだのは、自分が討ち倒した魔王軍の立て直しだった。そんな風にしてチートな勇者視点で魔王軍の問題をあぶり出し改善していく痛快治世活劇であるのだが、その本質は後半で明かされるレオの正体、そして重大な秘密とともに、ストレートに勇者=救世主のあり方について問う物語へと収束していくのが興味深い。『なぜ、勇者を辞めるのか』の二重底にこそこの作品のテーマがあり、そこを踏まえた上で、あらためてタイトルへと着地するのも面白い。
  • 菊地
    2021/11/29
    勇者が魔王軍に入る、という筋書きは決して珍しいものではないけど、「勇者の過去」「魔王軍に入った目的」を中心に組み立て挙げられたストーリーラインが盛り上げるべきところを盛り上げることが出来ていて、単巻のまとまりが良くて実に良かった。いい作品でした。
  • えだまめ
    2025/01/17
    以下1話を読み終わった感想です。勇者を辞めて魔王軍に入隊する主人公と、人類を滅ぼそうとしない魔王の謎が読者の興味を掻き立てる良い掴みになっています。主人公の動機と魔王の人類に対する態度から、テーマは「人類と魔族の共存」であると推測しました。シナリオはラノベらしいキャッチーさがありながら、適度に練られたテーマでバランスが取れていると感じました。1話は簡潔にまとまっており、主人公の活躍やテーマ上避けられない人類と魔族の共存の葛藤をどう描くのか期待が持てます。