後宮に日輪は蝕す 金椛国春秋
発売日 :
2017/11/25
病弱すぎる少年・遊圭(女装)が、後宮から不条理なこの国を大きく変える!
大陸の強国、金椛国(きんかこく)。
後宮内の陰謀を暴いた遊圭(ゆうけい)の評判は、宮城内に広まった。
しかも皇帝・陽元(ようげん)からは褒美として妃嬪に加えるとの内示が!
しかし女装で女官として勤める遊圭には不可能だし、後宮脱出未遂の無理がたたって療養中だしで絶体絶命。
そんな中、彼が過ごす養生院で火災が起こる。一体、誰が……。
そして陽元と謁見した遊圭は、売り言葉に買い言葉で、とんでもない約束をしてしまい!?
中華ファンタジー、後宮編完結!
後宮内の陰謀を暴いた遊圭(ゆうけい)の評判は、宮城内に広まった。
しかも皇帝・陽元(ようげん)からは褒美として妃嬪に加えるとの内示が!
しかし女装で女官として勤める遊圭には不可能だし、後宮脱出未遂の無理がたたって療養中だしで絶体絶命。
そんな中、彼が過ごす養生院で火災が起こる。一体、誰が……。
そして陽元と謁見した遊圭は、売り言葉に買い言葉で、とんでもない約束をしてしまい!?
中華ファンタジー、後宮編完結!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784041056943
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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すがはら2018/06/13109後宮編終了。だけど遊圭、すっかり猪突猛進ヒロインじゃないですか!玄月にちゃんと話を付けずに勝手に突き進んでは窮地に陥って、その度に玄月に助け出されて…。麗華公主も、母親に顧みられたくて、自滅した母親を助けてまた利用だけされて、迷惑な奴らです。遊圭と明々に関しては、最後はきれに収まって、良いエンディングでした。
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ぽんすけ2021/01/1299ついに後宮編も完結。不死鳥の如く復活してきた娥娘のしぶとさに帝室への執念を感じた。後宮に潜入した当初は明々いなかったら死ぬなと思っていた遊圭だったけど、大分強くなった。無事皇帝との賭けに勝って族滅法を廃止できたのは大したものである。そして玄月。この人は裏主人公だよね。誰よりも才能溢れた逸材なのに、自分の全く関係ないところで宦官へと身を落とし、どんなに才能があっても国政の表舞台に立つことは決して許されない身。似たような出自で、お尋ね者ではあるが可能性という面で自分と大きく差がある遊圭への複雑な想いがせつない
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凛2019/01/1873シリーズ3作目、そして、この巻で後宮編完結。族滅法の廃止を賭けて、女官仲間たちと挑むことになった医生官試験。そして、前巻で完全に解決していなかった陰謀。巻き込まれているんだか、自分から首を突っ込んでいるんだか分からないような遊圭の行動は相変わらず心臓に悪い。けれど、全て収まるところに収まってくれたようで、ほっと一安心。今まで少し分かりづらかった皇帝・陽元の心情も描かれていたのも良かったな。彼の側に玲玉と玄月がいてくれて良かったと心から思う。いつかそこに遊圭も加わる日を期待してもいいだろうか。続きも楽しみ。
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さつき2018/11/0563ネタバレあり東瀛国から来た留学生橘子生の登場は面白かったですが、まさかそこから事件が始まるとは!今回で後宮編は終わり。遊圭が出自や性別を偽る生活から抜け出せて良かったです。
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ひめありす@灯れ松明の火2018/03/3162綺羅星の様に周りを導き、そして消えていった遊茎。それは〈天地玄黄〉といわれるように本来天の色。男ではない、女ではない。誰の物にもなってはならないもう一つの天の主玄月。そしてこの黄金色の国を照らす太陽であり後宮の正当なる主の陽元。星と月と日。三人の男を巡る後宮物語、第一部の完結。掛け値なしに盛り沢山で面白かったです!ラスト間近、一皮むけた陽元が目を細めながら太陽を睨む場面が印象的。どんなに人が頑張っても、どうにもならない大きな流れがこの先にある気がして。その時に遊茎は、玄月は、明々は、胡娘はどうするのだろう
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