6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。

発売日 : 2017/11/01
『おにぎりスタッバー』の鬼才による、渾身の青春群像。
やりたいことが見つからず、漠然と都会を夢見る優等生の香衣。サッカー部のエースで香衣の彼氏のはずの隆生。香衣に一目惚れする学内唯一の不良・龍輝。ある秘密を隠すため、香衣の親友を演じるセリカ。4人が互いに抱く、劣等感。憧れ。恋心。後悔。あの駅で思いはすれ違い、一度きりの高校生活はとどまることなく進んでいく。「どうしてすべて手遅れになってからでないと、一番大事なことも言えないんだろう」これは、交錯する別れの物語。

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角川スニーカー文庫の新刊

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みんなのレビュー

  • 眠る山猫屋
    2024/06/08
    ああもう、大澤めぐみという作家を追いかけ廻す、なんならストーカーと呼ばれてもつきまとうと決意を固めた(嘘)。今回は四人の高校生たちの短い時間を描いた作品で、SFあるいはFT要素はほぼ無い。無いのだが・・・この一点に叩きのめされたw真面目な郷津香衣、魔性の峯村セリカ、サッカー小僧諏訪隆生、学校唯一の不良丸山龍輝。すれ違い運命を受け入れ、別れていく四人・・・だと終盤まで思わされてしまったよ!なんなら悲しくて読むの止めようか、と!長野の高校生はチューすらしないのか、と!(コメントに続く)
  • ヒロロシ33
    2020/07/14
    面白かった🎵 高校生活での別れや出会い、友情ギュッとした感じだけど、明日から前を向こうと思う。
  • まりも
    2017/11/03
    当たり前のように時は進み、ほんのちょっとしたすれ違いで別れが起きる。これはそんな別れから始まる4人の高校生達による青春群像劇。前作同様に文字に埋め尽くされた頁。だけど決して読みにくい訳ではなく、むしろすんなりと入ってくる。そんな癖があるけど繊細な文章で描かれるのは、どうしようも出来ない時の流れに流されながらも、青春の一ページを刻み続ける四者四様の青春模様。それを繊細で丁寧な心理描写で描き、前作とは違った読後感に浸らしてくれる。青春の一瞬の煌めきがもたらす様々な美しさを堪能出来る良い作品でした。
  • よっち
    2017/10/31
    人間関係に焦燥を募らせる優等生香衣。サッカー部のエースで香衣が気になる隆生。香衣に一目惚れした不良・龍輝。付かず離れずの距離で香衣の友人を演じるセリカ。それぞれの視点から綴られる出会いと別れの物語。中学時代一緒に勉強して同じ高校に合格したのに、いつの間にか距離ができてしまった香衣と隆生。その関係を起点に描かれてゆく読んでいる方がもどかしくなるような青春群像劇は、前作とはまたガラリと違う読みやすさと繊細さが感じられて、こういう作品も書けるのかとビックリしました。こういう王道の青春小説をまた読んでみたいです。
  • ami*15
    2019/08/21
    シンプルな設定のようで結構奥が深い作品。「別れ」を描いた物語だが「切ない」ものではなくポジティブなイメージの別れの形を描いていたところがいいなと思いました。香衣と隆生は高校を卒業してからもそれなりにいい人間関係を築いていく予感がする。また香衣へ寄せる想いをきっかけに自分を変えていく龍輝の姿が1番印象に残った。問題児っぽい印象だった彼が変われたのは香衣だけではなくセリカの性格と存在も大きかったのだと思う。「田舎」だと思っている地域にも何かしらの魅力はある。私も地元の素敵な場所を沢山見つけてみたくなりました。