いつかきみに七月の雪を見せてあげる
発売日 :
2017/10/25
鎌倉の海が描き出す、『願い』の奇跡の物語
いつかきみに、七月の雪を見せてあげる。あの日、彼女は青く光る海を見ながら、僕にそう約束してくれた――。
あの人を、死なせたくなかった。だからわたしは『願い』をかけることにした。たとえそのために、何を代償にしようとも。
『願い』を遺した彼女とそれを探す僕。死別した彼女の想い出を辿り三年ぶりに鎌倉に帰郷した僕は、七月の雪に託された、彼女の『願い』の奇跡と巡り遭うことになる――。
あの人を、死なせたくなかった。だからわたしは『願い』をかけることにした。たとえそのために、何を代償にしようとも。
『願い』を遺した彼女とそれを探す僕。死別した彼女の想い出を辿り三年ぶりに鎌倉に帰郷した僕は、七月の雪に託された、彼女の『願い』の奇跡と巡り遭うことになる――。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784048934671
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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佐島楓2017/11/0144ネタバレあり好き勝手にいじれないからこそ、人生は尊いものだという思いを強くした。
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いーたん2017/12/1324ファンタジー要素の恋愛モノ。死別やタイムリープ・並行世界などの要素もあっての結末は永遠の死別ではなく、幸福な結末は、悲劇的な結末に対する心構えをしていた自分をホッとさせるものでした。悲劇的な結末では良くも悪くもモヤモヤ感が残る(それはそれで大好物ですが)に対し、この作品の結末はモヤモヤしては残らないものの物足りなさを感じました。
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coco夏ko10角2017/12/0523恋愛ものの定番のひとつ。新しい何かが欲しかった。内容に対してあっさりさっくりと進んでいくので、出来事を丁寧に描写したり人物を掘り下げていったりしたらよかった。
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た〜2017/10/2719これの前に読んだ本「どこよりも遠い場所にいる君へ」と表紙が似ているな―。微妙にタイムトラベルが絡んだ青春モノだというところも。似ているのはそこまで。閑話休題、ちょっと不思議な青春物語。高3の6月という半端な時期に転校してきた主人公が一人の少女と出会い互いに惹かれ合うのだが何やら悲劇を予兆する回想だったり、おかしな記憶の齟齬があったり、謎の女の子が登場したりと不思議な展開になっていく。
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やまと2017/11/0515ネタバレあり人々の願いと七月の雪という約束が織りなす奇跡の物語。ジャンル的には時間遡行でしたが、個人的には当たりでした。物語の展開については王道だったので仕掛け自体も分かりやすく描写されていたと思います。透と夏がこんなに想われたらさぞかし幸せだろうなと思う程に二人が互いを想いあっていて、とても羨ましく感じました。人々の想いの強さと尊さが描写された作品であり、心温まる読後感爽やかな物語でした。
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